音楽

2024.05.22 17:30

ジャーニー『ドント・ストップ・ビリーヴィン』人気止まらず、今もチャートを上昇

1983年、イリノイ州のコンサートで演奏を終えたジャーニーのメンバー。左からロス・ヴァロリー(ベース)、スティーヴ・ペリー(ボーカル)、スティーブ・スミス(ドラム)、ジョナサン・ケイン(キーボード)、ニール・ショーン(ギター) (Photo by Paul Natkin/Getty Images)

ジャーニーの『Don't Stop Believin(ドント・ストップ・ビリーヴィン)』は、誰がなんと言おうとも、米国で史上最も成功したロックの楽曲の1つだ。1981年に最初にリリースされた当時にヒットしてから、今日に至るまで高い人気を保っており、現在もチャートを上昇している。そしてこの曲のチャートインは、いくつかの面でバンドを援助していると思われる。

『ドント・ストップ・ビリーヴィン』は、今週のロック・ストリーミング・ソングチャートで順位を4つ上げた。Billboardから発表されているこの集計は、ロックに属する曲で、米国で最もストリーミングされた曲の順位を表すものだ。『ドント・ストップ・ビリーヴィン』は今週、17位から13位にランクアップした。この曲がランクインしている期間は、最近400週を超えた。

『ドント・ストップ・ビリーヴィン』の継続的なヒットは、少なくとも一部において、ジャーニーの別のタイトルの売れ行きに貢献しているはずだ。その名にふさわしい曲を集めたベストアルバム『Greatest Hits(グレイテスト・ヒッツ)』が、まさにビルボードの異なる3つのチャートで急上昇しているのだ。米国における売り上げ上位200のランキングを表すBillboard 200では、わずかながら売り上げが増加したことにより先週の80位から74位にランクアップした。

エンタテインメント関連のデータ解析サービスを提供するLuminateによると、ジャーニーの『グレイテスト・ヒッツ』は先週、米国で1万3287枚が売れたという。前週の1万2083枚から、わずか1%弱とは言え、売上枚数が増えている。これはチャートを上昇するのに十分な数字であることが証明された。

ストリーミング回数による相当な後押しに加え、この売り上げはジャーニーの『グレイテスト・ヒッツ』をビルボードの他の2つのチャートでも上昇させた。今週、Top Rock & Alternative Albums(トップ・ロック&オルタナティヴ・アルバム)チャートでは19位から15位に上がり、さらにTop Rock Albumsチャートでは16位から12位へと、再びトップ10入りを目前としている。

『ドント・ストップ・ビリーヴィン』はジャーニーの代表曲というだけでなく、米国で史上最も大ヒットした、最もわかりやすいロックの名曲の1つである。リリースされた当初、この曲はHot 100チャートで最高9位に入ったが、その後も何年もの間、数々のチャートにランクインし、人々の意識の中でわずかな名曲のみが占めることができる輝かしい地位を獲得していることを思えば、最高で9位という数字はけっして高いとは言えない。

forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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