アマルテアは1892年、米天文学者のエドワード・エマーソン・バーナードが発見した。NASAの探査機ガリレオは1996年から数回にわたり、アマルテアの画像を撮影した。ガリレオの調査で、衛星の表面に衝突クレーターや谷のような地形があるのが判明した。
小型で赤色のアマルテアにとって、未来はそれほどバラ色ではない。「アマルテアは母惑星に非常に近いため、ゆくゆくは軌道が減衰し、惑星に落下する」と、NASAは解説サイトに記している。ジュノーもまた、いつまでも持ちこたえられるわけではない。太陽電池を動力源とするジュノーは現在、ミッションの延長段階にあり、2025年9月かもしくは寿命に達するまで、運用が継続される見込みだ。ジュノーは、アマルテアと同じ運命を辿ることになる。最終的には、木星の大気中で燃え尽きるのだ。その時が来るまでは、魅力的な惑星とその衛星を間近で探査し、宇宙ファンや科学者をあっと言わせ続けるに違いない。
(forbes.com 原文)