2024.02.03 10:30

ビリオネアが細部にまでこだわって創ったホテル「ザ・ニュート」

メインの館「ハドスペン・ハウス」

ザ・ニュートでは、広大な庭園と農園に日帰り客も受け入れる。それらへの入場はメンバーシップ制となっている。一度宿泊すれば、一年間のメンバーシップ料金が含まれるが、メンバーシップだけの購入も可能である。大人1名68ポンド、同居する大人2名なら118ポンドと少し割安で、大人に同伴する子どもは無料だ。
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夏の期間は、毎週金土曜日にロンドンからの日帰りツアーも実施していて、大人気となっている。大人1名335ポンド/子ども260ポンドの料金には、ガーデンツアー、サイダー工房の見学&テイスティング、往路の車内でのザ・ニュート特製朝食セット、敷地内の採れたて野菜を用いた「ガーデン・カフェ」での季節限定ランチ、復路の車内でのアフタヌーンティー、さらには一年間有効のメンバーシップが含まれる。

敷地内で収穫したリンゴはこの工場でサイダーにされる。見学や試飲が可能だ。


以上、すべてを語りつくしたわけではないが、一応、「ザ・ニュート」のツアーをこれで終了することにする。自然の中に入り込むことだけではなく、ここが様々な知的刺激に満ち溢れた、真のラグジュアリーに浸ることのできる施設であることが了解できたことと思う。ちょっと世界に類を見ないほど唯一無二のホテル&施設なのである。

文=石橋俊澄(コントリビューティング・エディター)

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