・より良い商品発見のためのAI搭載チャットボット
Flipkartは、AIを搭載したチャットボット「Shop with Flippi」という新機能をアプリに導入しました。このチャットボットには、割引や返品に関する方針など、よくある質問(FAQ)が組み込まれており、消費者は商品の特徴や利点についてより詳しく理解するために、自分で質問を入力することもできます。現在は、英語とヒンディー語で利用が可能です。
FlipkartのShop with Flippi機能は、商品詳細とチャットアシスタンスを提供する
出典:Flipkart
・Z世代向けファッションアプリ
2023年8月、FlipkartはZ世代(2000年以降生まれ)をターゲットとしたアプリ内ファッションデスティネーションである「SPOYL」を立ち上げました。同社によると、SPOYLは、消費者が自分のスタイルを変え、個性を受け入れることを助け、洋服、靴、アクセサリーのカテゴリーで、性別にとらわれないスタイルを含む4万以上の商品を提供しています。
SPOYLではZ世代向けのファッションを、さまざまなスタイル、カテゴリー、価格帯を提供している。
出典:Flipkartアプリ
・AIを用いた商品カタログ用画像基準ソリューション
Flipkartは、販売事業者が商品説明に使用するあらゆる商品画像をFlipkartの品質基準に変換することができる、AI駆動のカタログ作成の自動化ソリューションを導入しました。同社によると、AIおよびML(機械学習)を搭載したこのソフトウェアは業界初のテクノロジーであり、販売事業者の売上を向上させ、顧客にシームレスなショッピング体験を提供することができるとしています。
WHAT WE THINK
BBD 2023は、消費者心理の好転に後押しされ、インド全土で消費者が多く参加し、記録的な売上となることが予想されます。なお、DTCブランドを含むEコマース・マーケットプレイスやプラットフォームが独自のセールやショッピングイベントを開催するため、BBDや祝祭シーズン全体において、アパレル、家電、食料品のカテゴリーで様々な選択肢が提供されるでしょう。多くの企業が販売事業者の獲得にしのぎを削っている今、販売事業者向けに対面式のトレーニングプログラムを開催することは、自信を高め、Flipkartとの長期的な関係を促進することになると思われます。
また、没入感のあるバーチャルなショッピング環境、チャットボットによるサポート、専用のショッピングアプリを提供することで、Flipkartは既存の顧客を維持しつつ、新たな顧客層の獲得に成功することが予想されます。これらの取り組みは、より良いショッピング体験を提供し、消費者の購買意欲を高めることにつながるでしょう。