だから、その前にさらなるアップデートがあるかもしれないというニュースは、控えめにいっても興味深い。
MacRumorsのジョー・ロシニョールによると、分析ログからアップルが内部でiOS 17.1.2をテストしている証拠が見られたという。この証拠はここ数日で初めて現れ、リリース自体が非常に近いことが示唆されている。
何についてのアップデートなのか?
もしMacRumorsのいうとおりiOS17.1.2であれば、Rapid Security Response(RSR、緊急セキュリティ対応)ではないと考えられる。なぜならもしRSRならiOS 17.1.1(a)という名称になるはずだからだ。RSRリリースは、セキュリティ上の問題を修正するためのものであり、新機能を追加するといったものではない。ということは、iOS 17.1.2は緊急のセキュリティ問題ではなく、バグの修正など、他の問題に関するもが中心になると思われる(もちろん、アップルがセキュリティ問題に関する対策の一部を投入する可能性はある)。
iOS 17.1.1は、広範な問題を導入しなかったという意味で、良いリリースだったようだ。iOS 17.1.1にアップグレードするべきかどうかについての私のガイドはこちらで読むことができるが、全体的に好評なアップデートのようだった。
しかし、iOS 17.1.1は悪いものをもたらすことはなかったようだが、いくつかの問題が未解決のままだったかもしれない。たとえば、iOS 17がリリースされた9月以来、無線LAN接続の問題が報告されていた。そこでは速度低下や接続の切断などが報告されていたが、これらが今でも広範囲の問題のままかどうかは不明だ。実際、これらの無線LANの問題は、次期iOS 17.2で解決されると予想されている。
ということは、iOS 17.1.2には、少なくとも同じ問題、あるいは似たような問題に対する改善策が用意されている可能性があるということだ。他の現在の問題はプッシュ通知やHomeKitに関連している。これらの問題がどれほど一般的なものかは、やはり明らかではない。
いつ登場するのか?
それは間もなくだ。遅延が起きる唯一の要因としては、今週木曜日(米国時間11月23日)のサンクスギビング(感謝祭)が考えられるかもしれない。多くのアップルスタッフがサンクスギビングで休むため、リリースは今週ではなく来週まで保留される可能性がある。アップルはソフトウェアアップデートを火曜日にリリースすることを好むので、米国時間11月27日月曜日の可能性もあるものの、米国時間11月28日火曜日が最有力ということになる。
(forbes.com 原文)