トモフェスとの出会い
実は、現代表の友安との出会いもトモフェスでした。当時、私は八尾市役所から派遣されて2年間、経済産業省の職員として「アトツギ」支援をはじめたところでした。私は、霞が関の進める0から1を生むスタートアップだけがベンチャーとされ、巨額の投資を引っ張ってくる企業だけがフィーチャーされるベンチャー支援のシーンにどこか違和感を持っていました。地方にもベンチャーはあるし、アトツギの中にもスノーピークの山井太さんやユニクロの柳井正さんのように、グローバルな事業展開を行い、社会的なインパクトの大きい会社へと成長するロールモデルがいると、アトツギをベンチャー型事業承継代表の山野千枝さんと普及に勤しんでいました。
そんなとき、家のポストに友安製作所が開催するトモフェスのチラシが入っていました(当時は友安製作所の本社があるJR久宝寺で開催していた)。
そのイベントの中で配られていたフリーペーパーに、友安社長の「アメリカでMBAを取得。友安製作所に入社」という記事を見て、「これは面白いアトツギかもしれない」と社長に会ったのが私の「友安製作所との接点」のはじまりでした。
お客様との接点づくりだけでなく、私のように、未来の友安製作所のスタッフになる人材とのタッチポイントの場としても非常に重要な役割を果たしていて、現在、私の知る限りでも3名のスタッフがイベントに来場したことがきっかけに就職しています。
トキを共に創る
今年のトモフェスは11月18・19日に友安製作所Cafe & Bar阿倍野前で開催します。「日常のトキメキを探しに行こう」というテーマのもと、約20社の企業とともに、参加する企業が自分の顧客を招き、来場者の皆さん、参加する企業同士も繋がっていきます。こうして「共創 -ともにつくる-」場を提供して、人生に彩りが加わっていく。そんなトキを創出するために、トモフェスは開催しています。私たちのビジョンは、いち中小企業が実現するには大それたことかもしれませんが、1社ではなく、集のチカラでこの大きなビジョン達成に向けて、これからもタッチポイントを増やし続けながら、個性豊かなまちづくりを行っていく会社へと深化していきます。