また今回の基調講演では、ノートパソコンの1台が引退している。
アップルM3チップ
新しいチップはM3、M3 Pro、M3 Maxだ。M2プロセッサーの発表が16カ月前となる昨年6月であるのに対し、M2 ProとM2 Maxが発表されたのはわずか9カ月前だ。まさに勢いがある。
この新しいチップは、業界初の3ナノメートルプロセスで製造されたプロセッサーだ。つまり、人間の髪の毛の太さに200万個のトランジスターを詰め込むことができるという。こうしたより多くのトランジスターはすべて、高速化と電力効率の向上をもたらす。
同様に重要なのは、アップルがこの3つのチップを「M3ファミリー」と呼ぶことからわかるように、次世代GPU(グラフィックスプロセッサー)が搭載されていることだ。実際、アップルは、Appleシリコンに搭載されてきたグラフィックスアーキテクチャの中で、これまでで最大の飛躍だと主張する。
また、Mac用の最初のAppleシリコンであるM1プロセッサーは最大16GBのRAMでしか動作しなかったが、今回の最新のチップは128GBのユニファイドメモリをサポートするようになった。