ステビア
2008年に米食品医薬品局(FDA)から承認を得たステビアは、広く使用されている安全な天然の代替甘味料だ。南米が原産の植物ステビアから抽出され、粉末または液体の形で販売されている。ノンカロリーで、甘さは砂糖の100~300倍。さらに、GL値(グリセミック・ロード、血糖値の上昇スピードを示す値)は砂糖より低くなっている。モンクフルーツ
スウィングルフルーツやラカンカ(羅漢果)の名でも知られるモンクフルーツもまた、FDAの承認を取得している。東南アジアを中心に生息するウリ科の植物から抽出され、ノンカロリーで、砂糖よりも200~300倍甘い一方、GL値は砂糖より低い。抗酸化物質を豊富に含むことも特徴だ。粉末、顆粒、液体の形で販売されている。アルロース
乾燥イチジクやレーズンなどに含まれる希少糖のアルロース(プシコース)が発見されたのは、その他の代替甘味料よりも比較的最近になってからのこと。FDAは「食品として問題はない」としているが、上記のその他の代替甘味料よりも問題視される点は多い。そのひとつが消化されない(体に吸収されない)ことだ。人によっては、ガスがたまったり、膨満感を引き起こしたりすることがわかっている。どの代替甘味料が自分にとって最適かは、何を求めているかによって変わってくる。上記の5種のほかにも、ココナッツシュガーやメープルシロップ、ハチミツ、エリスリトール、キシリトール、ヤーコンシロップなど、さまざまなものがあり、もはや風味やカロリー、栄養、あるいはGL値など健康面に及ぼす影響について妥協することなく、自分に合った甘味料を選べる時代がきている。
(forbes.com 原文)