ライフスタイル

2023.10.13 18:15

納豆の「ネバネバ」でつくる、海にやさしいプラスチックとは

マイクロプラスチックの危険性

最新研究により、マイクロプラスチックがヒトの腸に炎症作用をもたらすことが明らかになった。人間の細胞から作り出した腸のモデルを用いた実験だ。
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マイクロプラスチックには有害物質が付着しやすいため、潜在的な影響はさらに大きいと考えられている。

これまで血液・肺・胎盤などの人体のさまざまな場所からマイクロプラスチックが見つかっており、今後の研究で腸以外の部位にも悪影響を及ぼす危険性が判明するかもしれない。

私たちのマイクロプラスチックの摂取量


ニューカッスル大学の研究によると、人は年間7万4000個〜12万1000個のマイクロプラスチックを食べていると推計されている。身近なもので例えると、1週間でクレジットカード1枚分、1カ月でレゴブロック1個分、1年間で消防隊員のヘルメット1個分にもなる。

マイクロプラスチックの摂取を減らすために、ペットボトルの使用をやめたり、プラスチック包装を避けたりすることが大切である。

私たちにできること

今回紹介したような環境問題解決につながる発明は、そう遠くない未来に世界中に広まるかもしれない。
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しかし、すでに取り返しのつかない危機的状況に陥っている可能性も否定できない中、私たちは少しでも時間を稼ぐ必要がある。

地球の未来に望みをつなぐために、一人ひとりがプラスチックごみを自然環境に流出させない意識を持ち、サステナブルな研究開発を応援していこう。

【参照】
・RKC高知放送
https://www.youtube.com/watch?v=nCL_vBaK7nw
・高知大学農林海洋科学部
https://www.kochi-u.ac.jp/agrimar/japan/research/research2021/2021_3.html
・朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASR5Y7DGNR5YPTLC01M.html
・sciencedirect
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S154996342300031X?via%3Dihub
・TuftsNow
https://now.tufts.edu/2023/06/09/what-microplastics-might-be-doing-our-intestines
・science alert
https://www.sciencealert.com/microplastics-may-pose-a-serious-danger-to-the-intestine


※この記事は、2023年9月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。

文=エシカルな暮らし編集部

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