アルファードとヴェルファイアの2車種があるけど、今回は「アルファード」を評価しよう。
ちなみに、試乗したのは、最上級グレードの「エグゼクティブラウンジ」E-Four。同車の人気の秘密は、一般家族に限らず、企業の役員やスポーツスター、それに芸能人などが良く乗ること。つまり、誰もがアルファードという名前は知っている。
やはり、これだけ人気が出ると、デザインはなかなか変えられない。ということで、新型車はキープコンセプトながら、デザイナーたちはボディや室内で、多少、料理している。
フロントグリルはより分厚くなり、アルファードのDNAである押し出し感がさらに強まった。 逆スラントのグリルによって先代モデルよりも迫力を増したフロントマスクだ。ヘッドランプの下のデイタイムランニングライトはグリルと連続した意匠になっており、ウインカーも兼ねている。グリルからヘッドライトにかけて一体感、統一感がある。
好きな人はたまらないようだけど、しかし、格好いいかというと…存在感があると表現した方がふさわしいと思う。よく言えば、今までにはないダイナミックな抑揚で、堂々としたスタイルになった。あのグリルだと、後ろから迫ってきたら、どきたくなるけどね。
正直にいうと、先代のアルファードは人気があったけど、僕はあまり格好良いとは思わなかった。でも、今回はヘッドライトからテールライトから流れるベルトラインは、面白いことに、ヘッドライトからBピラーの「上がり目」の曲線と、Bピラーからテールまでの「下り目」のラインはとても上手に組み合わさっていると感じた。なんか高級感が少し増した感じがする。また、横の広い面積の部分に、ウェーブのアクセントを加えることで、先代よりもスタイリッシュに見える。