2023.10.08 10:30

不機嫌顔のイケメン「新型アルファード」は最上級の仕上がり

トヨタ アルファード Executive Lounge(ハイブリッド車 E-Four)色=プレシャスレオブロンド


走りだしてすぐに実感するのは、乗り心地の柔らかさと安定感だ。非常に滑らかに発進し、巨大なミニバンに乗っている感じはしない。つまり、ドライバーにボディの大きさを感じさせない。
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E-Fourのグリップ力のおかげで路面に張り付くように、コーナーではボディがほとんどロールしないし、不快な振動は伝わってこない。どっしりしたボディーの強さがあり、しなやかな足で衝撃を吸収してくれるので、安心して家族や友達を後部席に乗せられる。なんと、エグゼクティブラウンジ専用の「周波数感応型ショックアブソーバー」が効果を発揮しているのだ。



それに、もう一つ嬉しいことがある。車重2トン超えのヘビー級でありながらWLTCモード燃費は16.5km/リッターを誇る。
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先代より格好良く、走りも静粛性も乗り心地も、そして高級感が上がった新型アルファードは、やはり売れるわけだ。このエグゼクティブラウンジの850万円(E-Fourは872万円から)は少し高いかなとも思ったけど、市場はものを言う。冬季にはステアリングウォーマーが手のひらを温め、ナイノーX技術がウィルスや菌、ニオイを抑えてくれると聞けば、家族もうれしいだろう。これで高級ミニバンNo.1の座はキープだね。



(アルファード Executive Lounge E-Four主な諸元)
全長:4995mm/全幅:1850mm/全高:1935mm/W.B.:3000mm/重量:2230kg/定員:7名
総排気量:2487/最大トルク(ネット):236N・m(24.1kg-m)/4300-4500rpm/燃料タンク容量:60L
駆動方式:E-Four(2WD車種もラインナップ)
タイヤサイズ:225/65R17


国際モータージャーナリスト、ピーター・ライオンが語るクルマの話
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