アヒル発電は、アヒル型の浮かぶ発電装置。正式名称は「Wave-DAC」(ウェーブダック)という。DACとは、大気中の二酸化炭素を直接回収するDirect Air Captureの略。つまり、DACとアヒルのDuckをかけている。その名のとおり、アヒル発電では二酸化炭素の回収も同時に行うことになっている。
沿岸に固定する波力発電と異なり、波の力で大海原を進みながら発電し、水素に変換して持ち帰る仕組みだ。波による本体の傾きの変化を運動エネルギーとして利用し発電するので特許技術により、風がなくても日が陰っても関係なく発電する。波があれば沿岸であろうが外洋だろうが、どこでも発電するので、土地を切り崩して建物を建てたり、騒音や有害物質の心配も、沿岸漁業への影響もきわめて少ない。もちろん、コストも大幅に安い。
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