CHITOSE BIO EVOLUTIONが31億円調達【9月第2週資金調達まとめ】

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、9月2週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

CHITOSE BIO EVOLUTION

調達額:31億円
調達先:資生堂 / 日本ガイシ / Mitsui Kinzoku-SBI Material Innovation Fund / 三菱化工機 / 天野エンザイム / Sun Sail Navigation Pte. Ltd. / 池田糖化工業 / 神鋼商事

バイオテクノロジーを活用した事業を生み出すための、研究開発、事業開発、財務・人事・マーケ戦略の策定と実施支援を行う企業。

同社では、藻類産業を構築するプロジェクト「MATSURI」や持続可能な農業を広めるプロジェクト「千年農業」などを展開し、千年先まで人類が豊かに暮らせる未来像を描き、石油産業に代わる藻類基点の新産業構築を目指している。

様々な業界のプレイヤーと立場や業種を越えて協働しながら、人々の生活を支える燃料、食品、化成品、化粧品や飼料など、藻類製品を普及させるべく、生産規模の拡大と多角的な用途開発を同時に進めている。

2023年9月には、資生堂、日本ガイシ、Mitsui Kinzoku-SBI Material Innovation Fund、三菱化工機、天野エンザイム、Sun Sail Navigation Pte. Ltd.、池田糖化工業、神鋼商事を引受先とした第三者割当増資により総額31億円の資金調達を実施した。

調達した資金は、石油産業に代わる藻類基点の産業を構築するプロジェクト「MATSURI」を加速させるべく、藻類の生産規模拡大や製品開発に充当し、これによりカーボンニュートラル社会の実現に貢献し、千年先の豊かな未来に向け各社と共に取り組んでいく予定だ。

パトスロゴス

調達額:19億5000万円
調達先:グロービス・キャピタル・パートナーズ / ジャフコ グループ / 31VENTURES Global Innovation Fund2号 / 農林中金イノベーションファンド
備考:プレシリーズAラウンド

HR共創プラットフォーム「PathosLogos」を提供するスタートアップ。

「PathosLogos」は、HR SaaSとデータ連携をシームレスに行う、標準化されたデータベースを保持するデータ連携基板であり、 “エンタープライズの戦略的人事の加速” を強力に後押しするサービスだ。

APIの直接接続による複雑性という問題を解消する。

不便だが移行に手間がかかり、やむを得ずサービスを使い続ける状態から、真に良いサービスを選択できる状態に推移していくことを目指している。

2023年8月には、プレシリーズAにて、グロービス・キャピタル・パートナーズ、ジャフコ グループ、31VENTURES Global Innovation Fund 2号、農林中金イノベーションファンド、グローバル・ブレインを引受先とした、第三者割当増資により、19億5000万円の資金調達を実施した。

これにより、創業以来の累積資金調達額は32億円となる。

今回調達した資金により、サービス機能をより強化し、より多くの顧客の課題解決につながるよう、開発と販売を一層加速させていく予定だ。
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文=STARTUP DB

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