UMAMI UNITED JAPAN
調達額:2億4000万円調達先:Beyond Next Ventures / ジェネシア・ベンチャーズ
備考:プレシリーズA
日本ならではの食材を使用した植物性卵「UMAMI EGG」を開発・販売を行うスタートアップ。
同社は、地球を守り、人々の人生をより有意義なものにする日本品質の植物性食品を提供している。
日本のうま味と日本の最高の食品科学を組み合わせることで、私たちの健康と地球に良い、風味豊かな植物ベースの卵を作り、BtoBを対象に加工度が低い“原料素材”として販売をしている。
日本の伝統的な技術と素材を活用し、食文化の壁を取り払い、高品質なプラントベースフードの提供を目指している。
2023年8月には、プレシリーズAラウンドにおいて、Beyond Next Ventures、ジェネシア・ベンチャーズを引受先とした2億4000万円の資金調達を実施した。
今回の調達資金と投資家の知見を活用し、代替卵白の研究開発と米国・欧州市場の事業開発を加速させていく予定だ。
xenodata lab.
調達額:1億8000万円調達先:アイビス新成長投資事業有限責任組合第6号 / 佐銀キャピタル&コンサルティング / 香川証券 / エアトリ / OKBキャピタル / 名南M&A
備考:エクステンションラウンド
経済予測専門のクラウドサービス「xenoBrain」を展開するスタートアップ。
「xenoBrain」は、同社独自のAIによって経済ニュースや企業開示資料、統計を解析し、多様な経済情報を予測するAIクラウドサービスだ。
経済事象同士のつながりを解析し、企業業績や素材価格、業界需要などの経済トピックを予測することで、事業会社の経営意思決定や、金融機関の業務効率化をサポートしている。
また、アメリカのダウ・ジョーンズ社や時事通信社などの大手メディアとも提携しており、より信頼性の高い情報を収集し、解析を行なっている。
2023年1月には、野村ホールディングス、グローブアドバイザーズベンチャーズ、NCBベンチャーキャピタル、DBJキャピタル、帝国データバンク、時事通信、AITIを引受先とした3億500万円の資金調達を実施。
今後は、「xenoBrain」の機能強化、及び、その予測データや分析コンテンツを野村ホールディングスで活用する方針だ。
建ロボテック
調達額:1億5000万円調達先:リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合(リード) / NTTファイナンス / りそなキャピタル8号投資事業組合 / NCBベンチャー投資事業有限責任組合 / HOXIN
備考:シリーズB
協働型鉄筋結束ロボット「トモロボ」の開発提供を行っているスタートアップ。
「トモロボ」は、建設現場の生産性向上と作業者の負担軽減を目的とした、市販の手持ち電動工具をセットするだけで鉄筋工事における単純作業である結束作業を自動化できる協働ロボットである。
現状の建設工業業界では高度な技術を要する作業と単純な作業を同じ職人がこなしており、作業の難易度に関わらずすべての作業が均一化されて単純に作業は量として評価されている。
社会的に建設現場での仕事が単純に量をこなす仕事であると勘違いされており、それが金銭的、また社会的に評価が低い要因になっていると考えられている。
そのため同社では単純な作業から職人を開放し、より高度な作業に職人が注力できるように同サービスを始めとする建設現場省力化ソリューションの提供を行っている。
「トモロボ」の他にも光速鉄筋施工のためのソリューションサービスである「速鉄」の提供も行っている。
2023年8月にはシリーズBラウンドにおいてリアルテックファンド3号投資事業有限責任組合をリード投資家とし、NTTファイナンス、りそなキャピタル8号投資事業組合、NCBベンチャー投資事業有限責任組合、HOXINを引受先とした第三者割当増資により、総額1億5000万円の資金調達を実施した。
累計調達額は約6億円となる。
調達した資金により、発表から約3年間改善を進めてきた「トモロボ」の完成形ともいえる人介在率が圧倒的に低い最新バージョンのサービス化に加えて、鉄筋工事だけでなく建設現場で作業する全ての人が楽になる新たな機種のサービス化を行う方針だ。