健康

2023.06.25 09:00

日々蓄積する小さなストレスは健康に影響大 対処に役立つ7つの人間関係

マイクロストレスにうまく対処するための7つの適切な人物カテゴリー

・カテゴリー1:親身になって支えてくれる
愚痴を言える相手、話を聞いてくれると思える人は誰か。

・カテゴリー2:進むべき道を見極める
現実的で優れた助言をくれ、選択肢を見つける手助けをしてくれる人。よく似た厳しい状況にどう対処したか、自分の経験を説明するのも得意だ。

・カテゴリー3:視点を提供してくれる
考えすぎている時にこそ必要な、それは思ったほど悪くないかもしれないと気付かせてくれる人。

・カテゴリー4:負担の急増に対処する
予測不可能な顧客の要求、新規プロジェクト、会社の成長、レイオフなどはすべて、抱える仕事の責任が急に増大する可能性のある要因だ。問題は必然的に生活の他の領域にも飛び火する。要求に圧倒されている時に頼れる相手は誰か。

・カテゴリー5:休息を取れる
ストレスから解放されて一息つくのを助けてくれるのは誰か。

・カテゴリー6:軽妙さをもたらす
困難に直面した時にユーモアや明るさを提供してくれる、頼れる人たちだ。ストレスの多い現場や特に危険な任務に赴いた経験のある兵士たちにストレスへの対処法を尋ねたところ、口をそろえて「ジョークと笑いがなかったら誰も助からなかっただろう」と答えた。ユーモアはストレスに対する強力な対処法となり得る。看護師を対象としたある研究では、ユーモアのレベルが健康状態全般の重要な予測因子であることがわかった。ポジティブな感情が回復力の向上とストレスによる悪影響の軽減につながることも科学的に確認されている。

・カテゴリー7:人と政治を理解する
チーム規模や組織レベルの広い視野を持ち、他者の行動により深い理解を示すことができる人。

さて、それでは自分の人脈について考えてみよう。各カテゴリーには誰の名前が入るだろうか。誰の名前も入らないカテゴリーはどれか? どのカテゴリーにも同じ名前が並んでいる場合は、人脈が少々薄いと考えられ、もっと戦略的にネットワークを広げる方法を検討したほうがいいかもしれない。うまく設計されたネットワークがあれば、個人的にも仕事上でも、適切な相手に臨機応変に手を伸ばし、小さくとも強力な方法で適切なサポートが得られるようになる。

小さなストレス要因は時間とともに蓄積されていくが、仕事や人生におけるストレス要因のようにすぐにはウェルビーイングに影響しないかもしれない。上記の7つのカテゴリーを網羅する人間関係を築けば、仕事や人生で小さな課題と大きな困難のいずれに直面しても、しなやかかつしたたかに切り抜けられるようになる。

forbes.com 原文

編集=荻原藤緒

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