健康

2023.06.25 11:15

肩こりに効きやすいサウナの利用法とは

プレスリリースより

仕事などで肩がパンパンに張ってしまったときは、マッサージだけでなくサウナも良いなんて話がありますが、実際のところはどうなのでしょう。お風呂グッズの開発販売を行うバスリエのお風呂情報サイト「ofuro media」によれば、「サウナはお風呂よりも肩こりに効くけど、かえって悪化させる場合もある」ということ。

サウナは温熱効果で血行がよくなり、筋肉の疲労物質が排出されて肩こりが緩和される、という効能があります。また、リラックスして自律神経が整い、体の緊張がほぐれるという効果もあります。なので、「あー、疲れた」と肩をぽんぽん叩くようなヤツには効くのです。温熱効果はお風呂よりもサウナのほうが上なので、どちらかと言えばサウナ、となります。

ただし、サウナでかえって肩こりが悪化する場合もあります。内臓の病気に由来する肩こりは要注意です。とくに心臓疾患のある人や高血圧の人には、サウナは心臓に負担をかけてしまいます。医師に相談してからサウナを楽しみましょう。また、寝違え、五十肩、筋肉疲労、神経障害などによる急性の肩こりも、温熱効果で患部の炎症を悪化させる恐れがあります。これも、医師に相談ですね。

ofuro mediaは、肩こりに効くサウナの入り方も紹介しています。摂氏80〜100度のドライサウナの場合は、

1 肩と首回りをストレッチ。
2 水分を補給。
3 髪と体を洗う。
4 水滴を拭いてから7〜10分ほどサウナ室に入る。
5 シャワーで汗を流して水風呂に入る。
6 外気浴をする。
7 水分補給。
4から7を2〜3回繰り返す。

これは温冷交代浴という方法で、自律神経が整うのだそうです。もうひとつ、摂氏90〜100度のサウナに5〜8分入り、水風呂には入らない高温短時間浴も効くとのこと。短時間で皮膚を刺激するので、肩こりのほか、まぶたがピクピクするような神経疲労の回復が期待できます。

いずれの場合も、サウナには脱水症と急激な血圧の変化というリスクがともないます。水分補給を忘れずに、心臓がドキドキしてきたらすぐに出るようにしましょう。また水風呂の事故もあります。足だけに冷たいシャワーをかけたり、外気浴でも体を冷やせます。サウナのリスクをよく理解して、無理をせずに楽しみましょう。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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