教育

2023.06.08

コロンビア大学、USニューズの学士課程ランキングに不参加

6日のコロンビア大学からの発表は、いくつかの大学が、医学部や法学部のUSニューズランキングに不参加を決めた理由を説明するために行った以前の声明に比べ、対立的なトーンではなかった。

「大学受験のプロセスは非常に複雑で、私たちは公的、私的を問わず、受験生を支援するための取り組みを高く評価します。特に、成果を示す新しいツールやリソースの出現は、米国教育省が歓迎すべきリーダーシップを発揮している分野であり、心強く思っています。そのために、USニューズが最近、学部ランキングの手法を変更し、異なる背景を持つ学生の卒業の成功に焦点を当てることを発表したことを、私たちは賞賛しています」と、コロンビア大学は声明で述べている。

USニューズは、データを提出しない大学であっても、ランキングを継続するとしている。USニューズの最高経営責任者であるエリック・J・ガートラーは「受験生は、混乱し不確かな入試を乗り切るために、我々が提供するランキングと情報を頼りにしています」と述べた。「批評家たちは、コロンビア大学の発表で言及された差し迫った最高裁判例を含め、学問が直面するあらゆる問題を私たちのランキングのせいだとする傾向があります」ガートラーは「我々は一貫して、我々のランキングは意思決定プロセスの1つの要素であるべきだと述べてきました」と付け加えた。

コロンビア大学はこれで、コロラド・カレッジ、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン、スティルマン・カレッジとともに、USニューズの学士課程ランキングへの不参加を決めた。他のエリート大学もコロンビアに続いて不参加を決め、先の法学部、医学部の不参加のようなドミノ現象が起こるかどうかはまだわからない。また、USニューズが約束している方法論の見直しが、実際のランキングにどの程度の違いをもたらすかも不明だ。

forbes.com 原文

翻訳=上西雄太

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