ウィーン美術アカデミー→合格
ハンブルク美術大学→合格
リンツ造形美術大学(2021年)→合格
ドレスデン美術アカデミー→1次合格(ウィーン合格のため2次棄権)
ブレーメン芸術大学→1次合格(ウィーン合格のため2次棄権)
マインツ美術大学→1次合格(ウィーン合格のため2次棄権)
ニュルンベルク美術アカデミー→否
ヴァイセンゼー美術大学→否
ベルリン芸術大学→否
美大入試のプロセスについて
オーストリア、ドイツの美大(以下ドイツ語圏美大)では、日本の美大のように本番の実技会場で一発芸的に作品を作るのではなく、ポートフォリオ(作品集)の審査から始まります。近年、武蔵美や多摩美の一部学科の推薦入試でも導入されている形式にも少し似ているかもしれません。以下、ウィーン美術アカデミーの入試プロセスを、順を追って説明します。全体の流れ(2022年・ウィーン美術アカデミー・Bildende Kunst(Abstrakte Malerei)の場合)
1. オンライン出願(2022年3月24日締切)出願フォームに氏名や誕生日、希望する学部を選択して締切までに出願をします。登録が完了すると登録したメールアドレスに、ポートフォリオをアップロードするためのリンクが送られてきます。
2. ポートフォリオ提出(2022年3月24日締切)
締め切りまでにPDF形式で作ったポートフォリオをアップロードします。基本的にポートフォリオのデザインやレイアウトは自由ですが、以下のルールは守る必要があります。
・ポートフォリオの1ページ目に受験番号(メールに書いてある)と氏名を記載すること。
・ファイル形式はPDFにすること。
・50MBに収めること(オーバーした場合はこのようなサイトで縮める)。
・映像作品はYouTube等へのリンクを記載する(映像作品をYouTube等にアップロードしておく)。
・ファイル名を「受験番号_性_名」にする。
※ぼくのポートフォリオについては後述します。
3. ポートフォリオの合否通知(2022年4月8日日本時間20時)
ちなみに、希望の教授のブログを見たら「今年は1300人以上の応募があり、Abstrakte Malerei(抽象絵画)のクラスには8人をポートフォリオ合格としました」とありました。Abstrakte Malereiのクラス以外を含めると110人合格者がいるそうなので、ポートフォリオ審査の倍率は最低でも12倍以上と言えそうです。
けれど、東京芸大受験組が「半分は敵じゃない」(半数は武蔵美や多摩美などを第一志望にしているため)と言われるように、この受験はここまでのプロセスで紹介しているように、日本と違って誰でも簡単に受験できてしまうので、評価の対象とならないような作品も少なからずあるだろうと推測されます。
4. 2次試験の面接日程・問題発表(2022年4月29日中)
面接の時のZoomのリンクと問題がメールで送られてきます。2022年のBildende Kunst(Abstrakte Malerei)は特にテーマ課題等ではなく、自由に制作してくださいとのことでした。ただ、面接の際に5分程度でプレゼンをできるように準備してきてくださいとのことでした。
5.作品制作(6までに制作)
※ぼくが作った作品については後述します。