京都の乾燥野菜を販売する「Agriture(アグリチャー)」は5月31日、刃物メーカーの貝印によるM&Aで、連結子会社となったことを発表した。事業拡大を目指し、海外展開にも乗り出す。
Agritureは2022年10月に、乾燥野菜ブランド「OYAOYA(オヤオヤ)」の展開を開始した。京都府北部の8農家と提携し、仕入れた規格外野菜を加工しECで販売している。国内の個人ユーザーは累計で約600人おり、料亭への提供なども行っている。
今年6月からは海外展開に向け、インドを中心としたイスラム圏での市場調査を始める。創業者の小島怜氏は「宗教上の理由などでベジタリアンが多いとされるイスラム圏では、乾燥野菜の魅力を引き出す野菜の出汁が受けるのではないか」とコメントした。
Agritureは、貝印が持つ国内外のレストランや料理教室のネットワークを活用して事業拡大を目指す。貝印側も、OYAOYAの提供で価値向上を図る。
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