女性が活躍する、次なるステージへ向けて!
続いて、ラウンドテーブル2に移り「女性活躍の次のステージとしての言葉、メッセージ、スローガン」について、各テーブルで15分間議論された。10テーブル設けられた席上には、フリップが置かれ、キーワードとなる言葉をポストイットで羅列。そして最後に各テーブル毎に任命されたファシリテーターが、議論された内容を1分間で発表するという参加型イベントに。ここでは、15分という限られた時間内で業種も立場も異なる招待者同士でいかに議論し、最後に1分間という短いターンで内容をまとめて発表するかがポイントであった。
第1テーブルのファシリテーターからは、明治大正時代、女性リーダーが海外よりも高い比率で存在していたという意外に知られていない事実が伝えられた。にもかかわらず、現在は日本より海外の方が女性リーダーが多くなってしまった。それなら「男性とか女性とか性別を超越」したらいいというのが第2テーブルの意見。その結果、「多様性」は、今の時代や、今後もさらに重要性を帯びてくるキーワード。だからこそ「自分の道を極める→手を挙げる→自然体→共生→楽しもう」という結論に。「楽しめ!楽しむ!楽しもう!」というファシリテーターからの発表に、会場から大きな賛同を得られた。
第3テーブルと第4テーブルでは、どのように女性が羽ばたいていくか?について「女性という言葉に、もうこだわらなくてもいいんじゃない?」と提案がなされた。「女性議員」とか「女性リーダー」などと表現する時に「女性」を外す事で、社会で一般的な認識になるという、正論にして目からウロコの結論に。
「Be yourself」「世界をカラフルにしたい」とキャッチアップしたのは、第5テーブル。仕事も家事も育児も、男女で「50:50」と掲げる事で、インクルーシブな世界が生まれる。だから「Just Do It」が大切。「1人1人のOSから変えていく」事を推奨した第6テーブルと共に、「自分が好きな自分」に生まれ変わる事が提案された。
「性差より個」「楽しむマインド」で、人間的なゆとりの重要性を説いた第7テーブルに対して、第8テーブルでは、組織の在り方を「既存ルールから自由ルールへ」の変換と発表された。「ゴールを設定しよう」そして、「フード、制度、マインドの3つのドを整えよう」その結果、「任せてみなはれ、やってみなはれ」というコピーを作ったのが第9テーブル。そして最後の発表となった第10テーブルでは、ジェンダーフレキシブルとして、仕事も家事も男女で「50:50」を提案。「個がキラリ、全員、活躍しないかな」という、多くのテーブルでも挙げられていた「個」の重要性も説いた。
このように多くのキーワードがファシリテーターからもたらされ、これからの女性リーダー像が言葉で示された30分間となった。