WOMEN

2023.05.02

小池都知事と清水日銀理事が登壇 「女性の活躍」が議論された一夜

「意思決定の場に女性がいる」という重要な意味合い

世界で最もパワフルな女性100人が選出される「The World's 100 Most Powerful Women」において、昨年選出されたのが、ファイナンス分野/清水季子日本銀行理事と、政治と政策分野/小池百合子東京都知事。清水理事は、ヨーロッパ担当ゼネラルマネージャーとしてロンドンの最高代表者を務めた後、1882年の日本銀行創設以来初となる女性専務理事に就任したグローバルな人物。また、小池都知事は、周知の通り、女性初の東京都知事として数々の功績を残しつつ女性リーダーのトップをしなやかに独走している。そんな常に走り続けて結果を出しているこの2人に、Forbes JAPAN Web谷本編集長が斬り込んだ。


統一選挙を終えたばかりのタイミングだった小池都知事は「多様性の時代、意思決定の場に女性がいる事が、今後は、より重要性を帯びてくる」と述べ、「『宝くじは買わないと当たらない』とよく例えるのですが、何事も手を挙げないと物事は始まらない。つまり、『具体的なアクションが社会を変える事』に繋がる」と強調した。


また、清水日銀理事も同じく、「それまで男性社会であった日本銀行に入行以来、私は10年かけて1人1人と対峙してきました。その蓄積があったからこそ、『女性に任せてもいいな』という空気感へチェンジ出来たと思っています。人の懐に入り込む=マンツーマン・ディフェンスと言いましょうか」と、自身の経験から「大義を掲げるより具体的アクション」の大切さを掲げた。



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取材・文=中村麻美

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