私はDXコンサルタントとしてシステム開発に関わっていますが、実際の開発には海外にいるエンジニアもいます。今回はベトナムでのオフショア開発(海外に開発業務を委託すること)もありましたが、彼らも単に委託を受けるだけでなく、一緒に課題整理もします。これはモンスターラボが共通の価値観(Monstar)を持っているからこそ、出来ることだと考えています。
モンスターラボにとっては「e発送サービス宛先ご指定便」サービス開始が終点ではありませんでした。寧ろ起点とも言えるかも知れません。サービス開始後も、今現在、チームとして伴走し、サービスレベルのより一層の向上にコミットしています。
「ハシゴダカ(髙)」入力不可を事前制御、が顧客体験の源
──デザイン思考(デザインシンキング)という言葉が出てきました。物流業界では人手不足が叫ばれて久しいですが、今回のプロジェクトにおいて、デザイン思考によって業務負担が減ったり、業務効率化が進んだ点や事例はありましたか?モンスターラボホールディングス 宇野智之:まず、デザイン思考について補足させてください。ユーザー視点に立って商品やサービスの本質的な課やニーズを見つけ、ビジネス上の課題を解決する思考法です。デザイン思考は「思考のプロセス」を表しています。描画や設計といった所謂「デザイン」とは異なります。
環境変化の速い世の中では、ユーザーの商品やサービスに対する要求の変化や、競合する商品やサービスの登場もしばしば起きます。明確な答えが与えられていない中で最適解を導き出すプロセスでもあるデザイン思考は、DX化の推進にも非常に相性が良いです。
余談ですが、今日現在(2023年3月)、検索サービスで「デザイン思考」と検索すると「デザイン思考」を解説しているモンスターラボのウェブページが上位に表示されます。