これは、ウェアラブルセンサーやスマートウォッチ型健康管理デバイスを開発製造するミツフジ、認知機能チェックとトレーニングのためのシステム「脳体力トレーナーCogEvo」を提供するトータルブレインケア、AI認知行動療法アプリ「emol」を提供するemolが共同で実施した実験で、兵庫県神戸市の住民154人を対象に2023年1月15日から3月15日の2カ月間行われました。
参加者は、スマートウォッチ「MITSUFUJI 03」を1日6時間装着し、「脳体力トレーナーCogEvo」での認知機能チェックを週3回、「emol」での認知行動療法「不安のためのACRプラグラム8コース」を週1回行ったところ、スマートウォッチのストレス値データと「脳体力トレーナーCogEvo」の認知機能データとの間に「ストレス値が上がると認知機能が下がる」という相関関係が示されました。
emol:emol公式ホームページより
この実験には、地域発のデジタルイノベーションの創出を目指す神戸医療産業都市推進機構神戸リサーチコンプレックス協議会と、市民の健康と医療のデータを活用して地域の健康課題に取り組む「市民RFR基盤」も参加していますが、将来的にはこれらとのデータ連携を行い、自治体による市民向け健康サービスを開発するという。
また、今回得られた知見をもとに、ストレス、認知機能、うつ、不安などを可視化し、早期介入による脳機能の改善を促す製品やサービスの開発を進めるということ。
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