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2023.04.19 10:00

YouTubeが摂食障害に関する規定強化 「真似できる行動」含む動画禁止

Getty Images

YouTube(ユーチューブ)は18日、摂食障害関連のコンテンツに関するコミュニティガイドラインを変更し「真似できる行動」を含むコンテンツを禁止すると発表した。ユーチューブはこのところ、若いユーザーのメンタルヘルスに与える影響をめぐり、強まる批判にさらされている。

ユーチューブはブログ投稿で行った発表で、拒食症などの摂食障害を「称賛または美化」するコンテンツを禁じている現行の規則を拡大すると説明。新たに禁止する「真似できる行動」の例として、摂食後のパージング(嘔吐や下剤利用による食べ物の排出)、極端なカロリー制限、摂食障害に関連した体重に基づくいじめを挙げた。

動画削除の判断に際してはコンテクスト(文脈)も考慮する。教育的・科学的・芸術的なコンテンツやドキュメンタリーについては、特定の制限を設けた上で公開を許可する。

摂食障害に関連した教育的・芸術的なコンテンツであっても、全年齢には不適切とみなされ、18歳未満の視聴が禁じられる可能性がある。例えば、クリエイター自身が摂食障害から回復した経験談として過去の特定の行動について語るような動画は、禁止対象とはならないものの、年齢制限が設けられる。

摂食障害について説明するコンテンツには、同障害に悩むユーザーに向けたメンタルヘルスサポート情報を含むパネルが動画の下に表示される。一連の新規定は、米英の摂食障害協会などの協力を得て作成したという。

ユーチューブやInstagram(インスタグラム)、TikTok(ティックトック)などの大手SNSでは、若者に対する影響をめぐる風当りが強まっている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが2021年に行った調査報道では、インスタグラムが若者のメンタルヘルスを損なうことを、運営元のフェイスブック(現メタ)が認識していたことが示された。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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