クラシェルジュが20代から60代の男女100人を対象に行ったインフラ契約でのトラブルに関する調査では、33パーセント(複数回答)の人たちが「同じ会社で契約し続けて損をした」と答えています。インターネット回線の場合は、動画再生の重さなどサービスの違いを肌で感じて乗り換えを検討することも多いかと思いますが、電気やガスは不便を感じることはまずありません。そのままずるずると契約を続けるパターンに陥ってしまうのでしょう。
2位は「不動産屋や営業おすすめの会社が微妙だった」(27パーセント)。これも、自分で詳しく調べないことが原因です。3位の「安さだけで選んでサービスがイマイシだった」(23パーセント)も同じ。それでは、知らないうちに損をしている可能性があります。また、思わぬトラブルで大損してしまう恐れもあります。
クラシェルジュのインフラアドバイザー勝山氏と、節約スペシャリスト小嶋氏は、そんな困ったことにならないよう、生活インフラ契約でやってはいけない5つのNGを教えてくれました。
1. 2年目以降の料金を確認せずに契約する(インターネット契約)
インターネット回線は、初年は安くても2年目からは大幅に高くなるサービスが多いとのこと。2年目以降の料金を見て検討すること。
2. 訪問員に検針票の提出をする(電気契約)
電力会社を名乗る訪問員に言われるままに電気の検針票(料金明細)を見せたら、勝手に電気会社を変えられてしまったという事例があるそうです。契約電気会社の作業員は検針票の提示は求めないということなので、やたらに人に見せないこと。
3. 安さだけで決める
安いサービスは、電気ならアンペア数が足りない、インターネットなら回線が遅いといった性能が低下する場合もあるので、実用面をよく考慮すること。
4. 付帯サービスの豊富なプランを”安易”に契約する
動画配信サービス無料、といった付帯サービスに飛びつくと、解約時にそのサービスの解約金が発生したり、そのサービスのために料金が割高になっている場合もあるため、それが本当に必要なのか、デメリットも踏まえて検討すること。
5. 保証サポートとを無視して契約する(ガス契約)
給湯器の故障はよくあることで、全額負担すると数十万円の出費になる恐れも。ガス会社の契約時には保証の範囲をよく確かめること。
勝山氏によれば、「生活インフラに対する知識がないと疑問に抱くことすら難しい」と話しています。わからなければ、何がわからないのかもわからないということです。損をしないよう、比較シミュレーションサイトを利用するなど、ある程度の勉強はしておくべきでしょう。
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