4月3日月曜日と4日火曜日:午後に見える月
月を見るために暗くなるまで待つ必要は必ずしもない。毎月、満月が近づくと、日没の数時間前の南西から東の空で月を見ることができる。これは、小さな望遠鏡か望遠鏡も持ち出して観察するすばらしい機会だ。日の入りが近づくにつれ、月はより明るく見えるようになる。4月6日木曜日:「ピンクムーン」が昇る
この日、月は満月を迎える。この北半球の春で最初の満月は、今夜あなたがいる場所の月の出の時刻に、東の地平線上に現れる時が絶好のタイミングだ。地平線近くやや暗いオレンジ色で現れるピンクムーンを双眼鏡で見て、大型のクレーターや古代の溶岩の海を見つけよう。空高く上った後の月は、凝視するには明るすぎる。4月7日金曜日:月とスピカ
7日は、輝面比92%の欠けていく凸月(満月と半月の間)をガイドに、3度離れた位置のスピカ(おとめ座α星)を見るチャンスだ。日の入りの約1時間後に南東を見ると、スピカが昇ってきてひと晩中見ることができる。おとめ座
11月終わりから5月始めにかけて東の夜空に見えるおとめ座は、月の出ていない真っ暗な夜空で最も見つけやすい。しかし、光害に侵された夜空でも、その中で最も明るい恒星であるスピカを見つけるだけで、おおまかな位置は簡単にわかる。見つけ方は簡単、北斗七星の柄杓の「弧をアルクトゥルスへ伸ばすとスピカに突き刺さる」。スピカは夜空で最も明るい20の恒星の1つで、地球から約250光年の位置にある。
おとめ座銀河団
スケール感覚がおかしくなるかもしれないが、天の川銀河は、小さな銀河の集まりである「局部群」の一部であり、その中で最も大きな銀河となる。しかし、天の川銀河系は、地球から約5000万光年離れたおとめ座にある1500以上の銀河からなる「おとめ座銀河団」の一部でもある。おとめ座銀河団は、おとめ座超銀河団という銀河の集団の一部でもあるのだ。今月は、それらの銀河に望遠鏡を向けるパーフェクトなタイミングだ。しし座のすぐ下に見つかる。
上記の日時は北半球中緯度に適用される。位置ごとの正確な情報については、StellariumやThe Sky Liveなどのオンラインプラネタリウムを参照して欲しい。 住んでいる場所の、惑星の出/惑星の入り、日の出/日の入り、月の出/月の入りの時刻をチェックしておくことをお勧めする。(訳注:気象庁のサイトはこちら)。
(forbes.com 原文)