宇宙

2023.04.01 14:30

NASAが日食の観測計画を立てるための地図を公開

メキシコのシナロア州とコアウイラ州に皆既日食が届けられた後、今度は米国の番だ。テキサス、オクラホマ、アーカンソー、ミズーリ、イリノイ、ケンタッキー、テネシー、ミシガン、インディアナ、オハイオ、ペンシルバニア、ニューヨーク、バーモント、ニューハンプシャーそしてメインの各州は驚くべき景観を授けられる、ただし天候が許せば。月の最も暗い影はカナダ、オンタリオ州、ケベック州、ニューブランズウィック州、プリンスエドワードアイランド州およびニューファンドランド・ラブラドール州の一部に落とされる。

米国で最後に皆既日食が見られたのは、2017年の「Great American Eclipse」だったが、次回は2045年までやってこない。


2つの日食経路がテキサス州で交差する(MICHALA GARRISON AND THE SCIENTIFIC VISUALIZATION STUDIO (SVS), IN COLLABORATION WITH THE NASA HELIOPHYSICS ACTIVATION TEAM (NASA HEAT), PART OF NASA’S SCIENCE ACTIVATION PORTFOLIO; ECLIPSE CALCULATIONS BY ERNIE WRIGHT, NASA GODDARD SPACE FLIGHT CENTER)

日食の交差点

地図マニアなら、2つの日食経路が交わるという事実に魅せられることだろう。実質的な意味はほとんどないものの、テキサス・ヒル・カントリー地域(バンデラ、カーヴィル、ユバルデ、フリオ川などがある)のこの100平方マイル(約259平方km)の区域が、6カ月の間に「金環食」と皆既日食を経験するというのは興味深い。

米国は今、日食の黄金時代を生きている……。ただし長くは続かない。

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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