3月15日、VTuber事業などを展開するBrave groupの子会社MetaLabが、2023年4月に開校を予定しているメタバースの学校「MEキャンパス」内に、対話型AIを活用したアバターを導入することを発表した。大阪ガスグループのオージス総研とその研究共同パートナーで生成型AIの研究開発・社会実装を手がけるRATHとの協業となる。
「MEキャンパス」は、メタバース空間にあるメタバース構築や運営に携わるために必要な専門技術を学べる学校。生徒は自分の好きなアバターで学校生活を送り、どこからでも動画教材や課題制作を通して実践スキルを修得できる。
同校には、誰でも入学できる1年間のコースと、提携先の通信制高校に同時入学することで、メタバースの知識を学びながら高卒資格の取得が可能になる3年間のコースがある。各分野の第一線で活躍する、著名人による特別授業も特徴の一つ。
今回、導入される対話型のAIアバターは2種類。MANABe(マナビー)とミーマルだ。MANABeは親しみやすく、進路や学習に関するアドバイスを得意とする。言葉を投げかけ続けると、ときどき情熱的な名言を吐く熱血キャラで、学生のモチベーションをアップさせる役割を担う。
一方のミーマルは、「MEキャンパス」に関する一般的な質問や学習内容に関するFAQなど、同校のことなら何でも回答。生徒自身のことや様々な言葉を教えることによって育成でき、生徒一人ひとりに寄り添う専属ナビゲーションAIだという。MANABeは4月末に、ミーマルは7月以降に同校への登場を予定している。
アバターを使って学ぶ同校には、生徒が外見や身体的特徴、年齢、性別などの枠を超えてコミュニケーションを取れるほか、生徒を励まし、寄り添ってくれるAIアバターもいる。バーチャルとAIを融合させた最先端の教育現場に、より自由に、伸び伸びと学びを謳歌できる環境が実現することを期待したい。
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