再現可能な完璧な1日の予定を作成し、生産性のリズムを作る。あなたに合った集中力の持続時間があるはずなので、それを見つけられるまで試行錯誤する。その間はすべての他事を止め、他事をしたい欲に負けないように。居心地悪く感じても、集中力の持続時間が長くなるまで耐えればフローの状態に達することができる。
4. サイドプロジェクトを始める
メインでやっている仕事にそれほど興味がない場合、サイドプロジェクトを始めるべきだ。一方、今のビジネスがあなたにとって大事なのであれば、サイドプロジェクトはその成功を阻むだろう。2つ以上のものに労力を分けることになると気づかず、ドメイン名の購入や新たな事業の登録を進めると良い結果にはならない。
1つの大きな事業を築くか、小さなものを多く築くかはあなたが決めることだ。楽しそうなことを見逃す恐怖心があり、さまざまなところに首を突っ込むことが好きな人はそのまま続ければよい。
しかし、それより大きな計画がある人は、他の分野はやめてその分野にすべてを注ごう。始めたい事業のリストは残しておきつつ、着手はしないこと。節約できた時間やエネルギーは、メインの事業に投資する。そうすれば、未来のあなたが感謝するだろう。
5. 部下に干渉し過ぎる
チームに干渉し過ぎると、メンバーは自力で改善できず、ビジネスは拡大しない。チームは臨機応変で、自立した、役に立つ人材になる代わりに、あなたの影に隠れ、あなたの承認なしでは決断を下せなくなる。信用できない部下は排除し、信用できる部下には仕事を任せよう。あらゆる質問に備えて意味もなくその場に残り、部下の一挙一動を評価していたら、自分の役割を果たし努力しようとする部下のやる気を奪ってしまう。
自分の会社で、誰か別の人が質問に答えたり問題解決したりするのを我慢できないほどのエゴがあるなら、それはあなたの問題だ。緊急事態は非常に少なく、常にその場にいる必要はない。
オフィスにいなくて済む時間を、より深い視点で仕事に取り組む時間としよう。状況確認の会議に出席する代わりに会社のビジョンについて深く考え、依存する部下ではなく、リーダーを育てるのだ。あなたは最高経営責任者(CEO)であり、ベビーシッターではない。
雑務や事務作業を避け、ノンストップでだらだらと働く代わりに、集中して働く時間を繰り返し、マルチタスクを避けて、一度に1つの方向に全力投球できるようサイドプロジェクトはしないこと。
また、チームの世話をし過ぎず、部下というよりはパートナーという関係を築くこと。こうした毎日の習慣を改めるのはなかなか難しいが、それができれば、これまでの限界を突き破ることができるだろう。
(forbes.com 原文)