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2023.01.15 13:00

室内にいながら壮大な星空を楽しめるスマート望遠鏡「eQuinox 2」

Unistellarはまったく新しい望遠鏡「eVscope eQuinox 2」をCES 2023で発表した(UNISTELLAR)


実際、望遠鏡を屋外に置いたまま室内で待っていることもできる。生成される画像はアプリに表示され、定期的に更新される。何を観測しているかにもよるが、星雲のようにかすかな天体の場合、望遠鏡に長い時間注視させるほど、最終画像は鮮明になる。画像は30秒毎に撮影され、前回の画像に重ねられるので、時間が経つほど明瞭で明るい画像が生成される。こうしたアルゴリズムと機械学習が、eVscope eQuinox 2の内部に隠された秘密のレシピだ。
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私は初代のeVscope eQuinoxをかなり使い込んで、その「光害」を回避する能力を深く愛しているため、新モデルにかなり期待している。価格は2499ドル(日本では税抜36万9800円)という同社で最も求めやすいモデルだ。今回センサーが新しくなり、画角がわずかに広くなった(視野34 x 47 Arcmin)。これはアンドロメダ銀河や月など、より大きい天体を視野に入れられることを意味している(ただしファームウェアがアップデートされるまで、月を撮影する準備は完了しない)。

eVscope eQuinox 2の最も注目すべき特徴は、惑星を学習して撮影する待望の新機能だ。かつて天体を探すために用いられていた長時間露光画像と違い、木星、火星および土星などの惑星は「ラッキーイメージング」と呼ばれる方法で撮影する。これは天体写真家たちが夜空の写真する際に、地球の撹乱された大気が、ほんの一瞬でも落ち着いて、完璧な露光で歪みのない画像を撮影できる瞬間を期待する方法で、巨大な天体望遠鏡で用いられている方法の1つでもある。

「スマート望遠鏡eQuinox 2は、一般の人たちに驚くべき力を与えます。新世代の都市天体観測者たちは、バルコニーにいながらすばらしい宇宙への旅を数分のうちに楽しむことができるようになります。独自のテクノロジーと洗練されたデザインで、当社はどんな場所、光害のある都市であっても、手が届くところに宇宙を引き寄せます」とUnistellarの共同創業者・CEOのローレン・マーフィシはいう。「今や天体観測の初心者やアマチュア天文学者でも、亜鈴状星雲の魅力的な色といった目にすることが困難だった細部までを、驚くべき鮮明さと色彩で楽しむことができるのです」
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UnistellarのeVscope eQuinox 2はすでに予約可能で、2023年2月中旬の出荷を予定している。

澄み切った空と大きな瞳に願いを込めて

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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