AAMCは2022~23年度の出願者について、「黒人またはアフリカ系米国人は2020~21年度の9.5%から10%に増加しており、ヒスパニックまたはラテン系は同期間に4%増え、12%となった」としている。
AAMCによると、医学部への出願者数は2022~23年、2020~21年と比べて4%増え、5万5188人となった。2021~22年度については、新型コロナウイルスのパンデミックの発生を受け、出願者数が例年になく大幅に増えたことから(前年比18%増)、今回の報告書では比較対象としなかった。
AAMCのデヴィッド・スコートン会長は、報告書の公表に合わせて発表した声明で、専門家が必要とされる状況に応え、医学界でキャリアを積むことを考える学生たちが増えているとして、「医学部への出願数と入学数はここ数年、着実に増加している」と説明している。
また、報告書によると、出願者に占める女性の割合は、増加が続いているという。また、出願者の57%、1年生として入学する学生の56%、全体の入学者の54%が女性となっており、これらすべての割合において女性が過半数を占めるのは、これで4年連続だという。
AAMCによれば、2022~23年度の米国の医学部への女性の出願者の総数は3万1190人。男性は2万3924人だった。
(forbes.com 原文)