Webライティングとは、Web用コンテンツの文章を書くお仕事のこと。まさに「これ」もWebライティングというわけ。税務署的に言えば「文筆業」となる。つまり今どきのデジタル「物書き」。やろうと思えば誰にでもできそうだけど、やっぱり文章には上手い下手があり、書かせてみないとわからない。だから、こうした資格を持っていれば、ある程度はキチンとした文章が書けるのだなとわかるから、雇う側としても雇いやすいということになる。
現代の我々は、毎日何かしらWebで読んでるわけで、市場は大きく需要が多い。それだけに、仕事はあるけど競争も激しい。となれば資格は大きな武器になる。Webライティングと銘打っている資格には、日本Webライティング協会が運営する「Webライティング能力検定」のほかに、日本クラウドソーシング検定協会が運営する「WEBライティング技能検定」がある。
2位は英語。国際ビジネスコミュニケーション協会が運営する「TOEIC」が2割弱と大きなパーセンテージを獲得しているが、日本英語検定協会が運営する「実用英語技能検定」(英検)も同率6位にランクインしている。やっぱり英語は強い。
3位はテープ起こし。講演やインタビューなどの録音音声を聞いて文字に書き起こす作業だ。これが役に立つということは、それだけ仕事も多い人気商売だと言える。テープ起こし検定は、音声テキスト化協会が運営する「テープ起こし技術者資格検定試験」のほか、文字起こし活用推進協議会が運営する「文字起こし技能テスト」などがある。
4位はマイクロソフトが運営するOfficeの技能のための検定試験「MOS」、5位は情報処理技術者のための国家試験「ITパスポート」、6位は日本商工会議所が運営するビジネス向けパソコン技能のための検定試験「日商PC検定」と「英検」、8位は日本エディタースクールが運営する書籍や雑誌の校正者のための「校正技能検定」と続く。
フリーランスとしてWebライティング、テープ起こし、校正などは、それらの業務を取り仕切る企業に登録して仕事を請け負うわけだが、登録の際に審査があるのが普通だ。そこで資格が役に立つ。だが資格は「箔」を付けるためだけではない。試験勉強をすることで、それまで漫然と行ってきた仕事の知識と経験を体系化できるという利点もある。自分磨きにいいのではないだろうか。