3. ビジョンを持つ人
雇用主が求めている仕事の要件のうち一部が欠けていることにより採用の見込みが低い候補者もいる。それでも、欠けている部分を取るに足りないものにするような強みは十分存在する。
エネルギー業界出身だったが食品製造企業に採用されたゼネラルマネジャーがこのケースに当たる。この人物は、採用企業と全く同じ食品セクター出身の上級役員に勝ってこの職を射止めた。
このゼネラルマネジャーは公式には業界出身者ではなかったため業界の専門知識では勝てなかったが、自分が実際に持っていた経歴(人材に関する豊富な経験やさまざまな事業の立ち上げ・成長・回復の実績)を会社が必要としていたもの(人を束ねる優秀な管理職や、成長中で問題を抱える新たな事業部門で成果を上げる能力)と重ね合わせた。
最終的に仕事を手に入れたこの候補者は、この役割に自分がどうアプローチするかについてのビジョンを会社に売り込んだ。会社は彼のビジョンを受け入れ、別の企業で達成したことを自社でも達成してほしいと考えた結果、彼に直接的な業界経験がないことは取るに足らない問題となった。
ビジョン、一貫性、活力
あなたは、採用中の職務でどのように成果を上げるかについて夢の企業に合わせた計画を持っているだろうか?
あなたには、何度にもわたる徹底的な面接を耐えるだけのスタミナや、共有できるさまざまなエピソード、落ち着きや集中力があるだろうか? あなたの夢の雇用主は、あなたがどれほどそこで働きたいかを理解しているだろうか?
(forbes.com 原文)