その場合、あなたは間違ったことに注目している可能性が高い。それでも自分でコントロールできるものに注目すれば、キャリアを復活させることができる。
私たちは、キャリアの前進のため外部に目を向けることが多い。その結果、自分では制御できない人や状況を重視し、期待が満たされない場合に不満や敗北感を感じるのはなぜかと考えている。
しかし、こうしたことに執着するのをやめて自分で制御できるものに焦点を当てれば、あなたは消極的な犠牲者から、積極的に行動するエンパワーされた存在へと自動的に進化する。
これは自分自身の力で習得できるもので、次のような要素がある。
考え方
知性や才能、状況などは固定されていて変化しないと考えていれば、行き詰まったネガティブな考えに陥りやすい。
その考え方は、気づかないうちにさらなる障壁となるかもしれない。ネガティブな人は、自分の方法のみが正しいと信じ、恐怖心で支配し、周囲の人から避けられるような環境を作る傾向がある。
一方ポジティブな人は、グロースマインドセット(改善は可能だと考え、全ての機会を成長と学習のチャンスと捉える考え方)を持つ傾向にある。
こうした態度を維持すれば、感謝の心を忘れず、人生のあらゆるポジティブなことに注意を払うことが可能になる。さらに、ポジティブな考え方を実践すれば新たなアイデアや人により関心を持ち寛容になることができるし、予期しない障壁が原因で脇道にそれることも少なくなる。
時間
誰しも1日は24時間しかない。優先順位を設けて時間を管理し守ることは、仕事での成長やキャリアの発展に欠かせない。
全てやろうとせず、リソースを活用しよう。ルーティンの作業をまとめ、会議の設定や請求書の自動化、ウェブフォームからの情報収集に技術的なツールやプロセス、システムを使って時間を節約すること。
重要だがあまり好きではなく時間がかかる作業は独立専門家に委託すること。また、採用した賢い人材を信頼し、あなたなしで仕事をしてもらいつつ流れを把握させてもらうことで、不要な会議や時間がかかるメールのやりとりをなくして自由に使える時間を作ろう。
毎日24時間を捧げる必要はない。連絡が取れる時間を制限し、境界線を設けよう。まずは絶対に譲れない仕事のための時間を確保し、不要な頼みごとは断る癖もつけること。目標達成につながらない人やものを断れば、目標達成につながる人やものを受け入れる時間が持てることを覚えておくこと。