イングランド、北アイルランド、ウェールズをカバーする食品安全監視団は、英国人が雪だるま式の経済的圧迫により、多くのリスクを負っていることを発見した。
調査によると、32%の人が過去1カ月間に少なくとも一度は、買い足す余裕がなかったために消費期限を過ぎた食品を食べたことがあり、18%の人がエネルギーコストの上昇にともなう節約のために冷蔵庫や冷凍庫の電源を切ったことがあることがわかった。
同様に、調査対象者の約半数(40%)が、今後1カ月間に食料を購入できるかどうか心配だと答え、30%が過去1カ月間に食料を購入するお金がないため食事を抜いたり、食事の量を減らしたりしたと回答している。
2022年に入り、英国のスーパーマーケットの多くは廃棄物を減らすために、多くの食品から「賞味期限」ラベルを取り除いたが、FSAは「消費期限」は依然として守られるべきであると述べている。
従来、賞味期限は商品の品質が低下し始めるタイミングを示し、消費期限は食べるのが安全でなくなる時点を示している。
FSAの最高責任者であるエミリー・マイルズは「私たちは、多くの人々が今、食品の価格を心配していること、そして人々がお金を節約する方法を見つけていることを知っています」という。
「冷蔵庫の電源を切ったり、消費期限を過ぎた食品を食べたりすることは、食中毒のリスクを高めることにつながるので、良いことではありません。冷蔵庫は食品の安全性を保つだけでなく、捨てるものを減らすことができる便利な家電製品です」
「冷蔵庫を十分に冷やし、5℃以下に保つことで、食品に細菌が繁殖するのを防ぎ、食品を長持ちさせることができます」
FSAのウェブサイトでは、長期保存のために食品を冷凍したいかもしれない消費者に、消費期限の前に冷凍庫に入れ、温度は−18℃に設定することを助言している。
この温度は、食品内の化学反応を遅らせ、細菌を「一時停止」させ、より長く保存することを可能にする(そして、あなたのポケットにもう少しポンドも保つことができる)。
(forbes.com 原文)