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2022.09.27 17:30

【9月第3週資金調達まとめ】ファブレス方式で電気自動車の開発を手掛けるASFが12億5000万円調達

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、9月3週目の“注目のトピック”として選ばれた6件の資金調達について紹介する。

ASF


調達額:12億5000万円
調達先:コスモ石油マーケティング / JA三井リース / ネクスト新事業新技術1号投資事業有限責任組合 / 他事業会社2社、個人投資家1名からも出資

ファブレス方式での電気自動車の開発を手掛けるスタートアップ。

同社は脱炭素化社会の実現を目指し、電気自動車の開発・販売やIoTバッテリーリース事業を展開している。

2020年6月には佐川急便と業務提携を結び、物流業者向けに特化した小型EVの独自共同開発および実証実験を開始する基本合意した。

BtoB企業のニーズを満たす電気自動車の開発を進め、2021年度には量産体制を整えることを目標としている。

同社は電気自動車の開発だけに留まらず、ゼロエミッション物流を実現させるために今後も事業の拡大を続ける。

2022年9月には、JA三井リース、コスモ石油マーケティング、ネクスト新事業新技術1号投資事業有限責任組合、ほか事業会社2社と個人投資家1名より、総額12億5000万円の資金調達を実施。

今後、軽自動車規格の貨物用EV車両の生産体制構築を行い、車両の市場投⼊を加速させていく方針だ。

チャレナジー


調達額:12億円
調達先:前澤ファンド

イノベーティブな風力発電機「垂直軸型マグナス式風力発電機」の開発を行うスタートアップ。

「垂直軸型マグナス式風力発電機」は台風のような強力な風でも平時でも安定して発電し続けられる次世代風力発電機。

同製品は、プロペラではなく円筒を気流中で自転させたときに発生する“マグナス力”によって動作する仕組みになっているため、 従来のプロペラ式と比べ効率的であり、安全性の向上や低コスト化が期待できる。

2017年10月の台風22号直撃時には最大瞬間風速33m/sの暴風域における安定発電に成功するなど、着実に技術を向上させ続けている。

2022年9月には前澤ファンドを引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約12億円を調達した。

調達した資金は、マグナス風車の大型化開発の本格着手等に充てる予定だ。これにより、日本の風力発電の普及に寄与を目指す。
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文=STARTUP DB

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