ホームサービスで事業拡大目指す
そんな中、Dongnaeは若いプロフェッショナル向けに、チョンセの必要のない賃貸物件を提供している。「かつての韓国の若い世代の住居の選択肢は、本当に小さな共同生活スペースに住むか、アメニティが全くないオフィステル(主に単身者向けの手狭な物件)に住むかのどちらかしか無かった。その状況を変えたいと思った」と、シャンパインは話す。
Dongnaeは当初、部屋の借り手と貸し手を結ぶプラットフォームとして始動したが、このビジネスモデルはうまく行かず、昨年7月にサービスアパートメントに軸足を移し、現在はソウルの12地区で80棟を扱っている。
同社は今後、家具やライフスタイルグッズの市場が活発な韓国で、ホームサービス部門を拡大する計画だ。この分野のスタートアップは大きな成功を収めており、インテリアデザインプラットフォームの「oHouse」は5月に評価額16億ドルで1億8200万ドルを調達し、韓国の最新のユニコーンとなった。
シャンパインはDongnaeの運営を通じ、韓国社会の暮らし方のカルチャーを変えたいと考えている。「WeWorkが、レンタルスペースや企業の働き方に及ぼした影響を振り返ると、それと同じ変化を住宅市場でも起こせると思う。仲介業者や家主、部屋の借り手にとって最高のエクスペリエンスを提供していきたい」とシャンパインは語った。
(forbes.com 原文)