oVice
調達額:45億円
調達先:DGインキュベーション / Eight Roads Ventures Japan / MIRAISE / One Capital / SBIインベストメント / salesforce.com / ジャフコグループ / みずほ銀行 / 商工組合中央金庫
備考:シリーズBラウンド / 金融機関からの融資は5億円 / 海外投資家も含む
リモートワークや交流会向けのバーチャルスペースサービス「oVice」を運営するスタートアップ。
「oVice」は、現実世界とオンライン双方のコミュニケーションの利点を兼ね備えた次世代のコミュニケーションツール。2次元のバーチャル空間をベースにしており、自分のアバターを自由に動かし、相手のアバターに近づけることで簡単に話しかけられる。
自分のアバターに近い声は大きく、遠い声は小さく聞こえ、偶然聞こえてきた会話に簡単に参加できるので、会話の中で生まれたアイデアを形にしやすい環境が整っている。画面共有やビデオ通話機能、施錠できる会議室機能も備えている。
2022年8月末までの導入企業は2200社以上、スペース発行数は3万件以上に及ぶ。
2022年8月末には、シリーズBラウンドで新規投資家および既存株主含む複数投資家を引受先とする第三者割当増資に加え、複数の金融機関からの融資により総額45億円の資金調達を実施。また、コクヨとの業務提携契約を締結。
今回の資金調達および業務提携により、テレワークとオフィス出社が混在する“ハイブリッドワーク”においてシームレスなコミュニケーションを実現し生産性を向上させるための環境構築を加速させるとともに、海外展開およびそれにともなう人材採用を強化していく方針だ。
THIRD
調達額:26億円
調達先:ジャフコグループ(リード) / DG Daiwa Ventures / DGインキュベーション / SBIインベストメント / Spiral Capital
備考:シリーズBラウンド
AI不動産管理プラットフォーム「管理ロイド」を提供するスタートアップ。
「管理ロイド」は不動産業界や建築業界の非効率な設備管理業務を効率化するソリューションである。
同サービスの大きな特徴として、画像認識AIが搭載されていることが挙げられる。設備点検業務の際に、点検対象物をスマートフォンなどで撮影するだけでAIが画像を認識し、対象物に異常がないかの判断と報告資料作成までを自動でおこなえる。
AIによる正確な業務遂行のため、ダブルチェックの体制の廃止、ペーパレス化も実現する。
また、同サービスの導入サポートも充実しており、説明会やマニュアル動画、初回の現場同行サポートも実施している。
その他、同社は建物のデューデリジェンスや不動産投資のコンサルティング事業なども手掛けている。
2022年8月には、シリーズBラウンドによる、ジャフコ グループ、DG Daiwa Ventures、DGインキュベーション、CVCファンド、SBIインベストメント、Spiral Capitalを引受先とする26億円の資金調達を実施。
今回の資金調達を通して、「管理ロイド」の開発力強化、AI技術への投資、導入支援人員の拡充に活用していく方針だ。