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2022.09.06 18:30

【8月第5週資金調達まとめ】バーチャルスペースサービスのoViceが45億円調達


クリエイティブコーティングス


調達額:23億円
調達先:Moon Ventures ディープテック1号投資事業有限責任組合
備考:他、海外事業会社1社からの調達を含む

世界的にも稀有な液相と気相両方のコーティング技術を有する、超最先端のコーティングプロセスの開発を行うスタートアップ。

液相技術を用い、従来方式の DIP 電極塗布装置を技術改良し、お客様のワークや条件にぴったりのレシピ提案から装置化、受託塗布までを提供している。

そして受動部品外部電極塗布装置のシェアは世界一を誇る。加えて気相技術を用い、金属や化合物、酸化物、窒化物といった有機、無機に関わらず、膜厚1nm~10μm の緻密で高品質な成膜を提供している。

2022年9月には、Moon Venturesディープテック1号投資事業有限責任組合と海外事業者を引受先とする23億円の資金調達を実施した。

今後は、海外でのビジネス展開に向けて注力する方針だ。

Gaudiy


調達額:9億円
調達先:みずほキャピタル / サンリオ / ソニー・ミュージックエンタテインメント / 三菱UFJイノベーション・パートナーズ
備考:シリーズBラウンド

ブロックチェーン技術を活用したファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」を運営するスタートアップ。

「Gaudiy Fanlink」は、NFT、DID(分散型ID)などのブロックチェーン技術を活用して、ファンの熱量を最大化するWeb3時代のファンプラットフォーム。IP(知的財産コンテンツ)独自のコミュニティシステムの提供を通じて、ファンの横断的な活動データを記録・蓄積し、ファンの貢献や熱量が正しく評価・還元されるエコシステムの構築を目指している。

2022年8月、ソニー・ミュージックエンタテインメント、三菱UFJイノベーション・パートナーズ、サンリオ、みずほキャピタルを引受先とする9億円の第三者割当増資を実施。

今回の資金調達を通して、エンターテインメント企業と金融機関との連携を強化していく方針だ。

トレードワルツ


調達額:9億円
調達先:フジトランスコーポレーション / 三菱倉庫 / 上組 / 豊島 / 豊田通商

ブロックチェーンを活用した貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」の提供等を行っているスタートアップ。

「TradeWaltz」は取引単位に原本保証された電子的な貿易書類の連関性を保持し、必要な時に、必要な人が、容易かつ安全に信頼できる情報にアクセスすることを実現した貿易プラットフォーム。

同サービスにより、貿易に関わるすべてのデータを一元に電子データとして管理することが可能となり、貿易業務の作業量を大幅に削減することが見込まれている。

2022年8月末には豊田通商、上組、フジトランスコーポレーション、三菱倉庫を引受先とした9億円の追加調達を実施。これにより同社の資金調達累計は39億円となった。

この調達を通し、営業・開発体制の強化と付加価値サービスの創出を目指す方針だ。

文=STARTUP DB

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