ランニング後の「マイプロテイン」と間食の「おかめ納豆」 泉雅人の推しメシ

『マイプロテイン』と『おかめ納豆』

社会で活躍するリーダーや、著名なビジネスマンたちのパワーの源は何なのか? 彼らの「パワーフード」から、そのエネルギーの源を探るシリーズ。

今回は、LIFULL senior 代表取締役の泉雅人さん。国内最大級の老人ホーム検索サイト「LIFULL 介護」の運営を12年間行っている。リクルートを退社後、Webベンチャーに転職して事業開発経験を積み、LIFULLにジョイン。自身の介護事業部が分社化し、LIFULL seniorが設立されたのと同時に同社の代表取締役となった。

LIFULLに出会うまでの働く理由は、2つ。事業開発の経験を通して自ら事業を創れる人材になりたかったのと、その結果としてお金を稼ぐ為だったと実直に語る。

ところが「限られた人生の時間を仕事に使うなら、誰かの役に立つことしたい」という思いが強くなり、「利他主義」を掲げるLIFULLと出会い、そこで社会問題になって久しい高齢化問題に寄り添う現職に関わることになったという。



そんな泉代表の「推しメシ」は、ランニング後に摂る「マイプロテイン」と、間食に食べる「おかめ納豆」。一見、ご褒美メシとは対極にあるような食材を敢えて推薦するには、泉代表が考える健康に対する明確な哲学がある。

それは、突然在宅ワークが始まり、健康や運動不足に対してこれまでより一層意識が高まったから。

「プロテインと納豆、この2つの食材は、私にとって今や体作りの鉄板です。会社勤務中ならバランスのとれていたエネルギー消費量が、在宅ワークだと大幅に減ってしまって……。エネルギーを消費するには、運動と筋肉強化が必要と考え、ワークアウト後にタンパク質をより意識して摂るようになったのです。忙しくて、ランチを適当に済ます日があっても、『マイプロテイン』と『おかめ納豆』で健康を維持出来ているような気がします」

おかめの顔が描かれた赤いパッケージが目印の「おかめ納豆」は、茨城県に本社を置く納豆業界最大手のメーカー。スーパーでもコンビニでもどこにでも置いてあり、幼い頃からよく食べていたのも現在愛用している理由でもあるという。

朝のランニング、いわゆる「朝ラン」が泉代表の日課。プロテインは、ランニング後に必ず摂取する。又、それまでオフィスで小腹が空いたらパクパク食べていたお菓子に代わって、自宅では健康を意識して納豆に切り替えてみたという。

「納豆は、GI値が低く、血糖値の上昇が抑えられるので、空腹時に食べるには、最適な食べ物。臭いが気になるので、オフィスで食べるのは現実的ではないですし、そもそも他のメンバーに嫌われそうですが(笑)。自宅なら、手軽に食べられて臭いも気にせずにいい、という環境から、私にとって絶対的な『推しメシ』になったのです」

1979生まれ、今年43歳の泉代表。納豆を意識的に摂るようになったのには、Jリーグ史上最高齢ながらJリーグでプレーし、世界最高齢での得点記録を持つプロサッカー選手、三浦和良の影響があったという。

「キング・カズさんが、子供の頃から納豆を毎日食べていた話を聞いたのが、印象的でした。日本のサッカー界を牽引してきた勇ましい姿や、ワールドカップ初出場でのエピソードは、今でも心に残ってます。当時のワールドカップのメンバーが引退した現在、カズさんが55歳の今も現役で走り続ける背中に、同世代の自分自身を投影して憧れているのかもしれません」。そんなキング・カズのように、泉代表は、仕事を通して若い人たちに挑戦し続ける自らの姿を見てもらいたいと考えている。

「運動、プロテイン、納豆。この3種の神器さえあれば、在宅ワークだろうと、ハードワークだろうと、健康維持出来るのを私が身をもって実践します(笑)!」

文=中村麻美

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