リアル世界でつながる機会を得た時は、自分が1人でいるようなスケジュールを立ててはいけない。会社の学習プログラムに参加する時は、学習と同じくらい他の参加者とつながることを重要視する。オフサイトミーティングに参加した時は、スマホばかり見ていないこと。リアル世界で人とつながるチャンスを無駄にしてはいけない。
4. つながりを感じてチームの一員になる
すべてが突然バーチャルに変わったとき、チームのつながりや団結は間違いなく損なわれる。WFA環境にあっても、チーム全員が多くの時間をともに過ごすことは稀だ。つまり、週末に何をしたかを話したり、喫茶室でおしゃべりをしたり、誰かが座席を覗き込んでひと声かける、などというちょっとした非公式なつながりはすべて過去のものになった。オンライン作業、特にZoomミーティングでは、人とつながるための活動を盛り込んで人間らしさの欠乏を補おう。
5. 自分をアピールする
WFH(Work From Home、在宅勤務)がほとんどだと、あなたの認知度は低い。つまり、自分がもたらす価値を目に見える形で売り込むためには何か戦略が必要になる。1つの方法は、ソーシャルメディアを使うことだ。つながっている仲間に会社のコンテンツをシェアすることで、会社のデジタルブランドアンバサダーになる。影響を与えたい人全員をフォロワーや友達にしよう。
6. 価値あるフィードバックをもらう
WFAの世界でフィードバックを得るのは難しい。すばやいフィードバックのチャンスがなくなるか減ってしまうからだ。ボスがあなたの席に立ち寄って、「あのミーティングでクライアントの複雑な問題を総括したのは良かったよ」と声をかける機会は、分散化した職場ではほぼ消滅している。それでも、定期的なフィードバックは、あなたが道に沿って進み、必要な軌道修正するためには不可欠だ。改善すべき点を聞いたり、何が上司に好印象を与えるかを知るために、年1回の面接まで待ってはいられない。
定期的なフィードバックを得るためには、露骨に探し求めるしかない。率直なフィードバックをお願いし、匿名のフィードバックツールを使って見解を知り、学んだことに応じて行動することだ。
ハイブリッドワーク環境は、目立たないでいる誘惑を駆りたてる。しかし、それに負けて引っ込んでいれば、あなたのキャリアは損なわれる。上記の助言を参考にして、あなたとあなたの自己ブランドの存在感と価値を高めてはいかがだろうか。