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2022.04.28 12:00

急落したハイテク株に「逆転のチャンス」、専門家が指摘

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年初からのハイテク株の下落は、かつて高値だったFAANG銘柄(メタ、アップル、アマゾン、ネットフリックス、アルファベット)を特に痛めつけている。しかし、これらの企業の株を割安な価格で入手したいと考える投資家には、「今が買いのチャンスだ」と複数の専門家が主張している。

米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げの懸念から、テクノロジー銘柄は大きな打撃を受けており、ハイテク銘柄が多いナスダック総合指数は4月26日に4%下落し、終値として2020年12月以来の安値をつけた。

「ハイテク株は売り込まれ、残酷なまでの下げ幅を記録しているが、それがチャンスにもなる」 と、バリューワークスの創業者で最高投資責任者のチャールズ・レモニデスは述べ、「この状況は、少なくともポジションを作り始める時期だといえる」と付け加えた。

先週は、ネットフリックスが約10年ぶりの加入者数の減少を報告したのに続き、26日にグーグルの親会社のアルファベットが収益の伸び悩みを発表したことで、大手ハイテク銘柄への懸念はさらに強まっている。

しかし、レモニデスは強気の見方を崩さず、ネットフリックスが「以前にも困難な状況に順応した」と主張し、投資家はアルファベットの業績不振を「過度に悲観的に捉えるべきではない」と述べ、両社が「依然として巨大な業績を維持している」と語った。

彼は、彼の会社が今、市場の巨大なボラティリティの中で、ネットフリックスなどのFAANG銘柄の多くが、「より注意深く観察すべき領域」に入ったと考えていると述べた。

Fundstrat Global Advisorsの創業者で調査責任者のトム・リーも同様に、CNBCの取材に対し、「FAANG銘柄は、今ではバリュー株のように見える」と述べ、「まだ2桁成長する」と主張した。さらに、「将来の成長カタリストがないとは思えない」と付け加えた。

「ご承知の通り、投資というのは毎月儲けを出そうとするものではなく、大きなスウィングを見つけようとするものであり、FAANGを保有することがチャンスにつながる時期に来ていると思う」と、リーは27日に述べた。

「ネットフリックスは、依然として素晴らしいグロース企業だ。加入者が減ったことに文句を言うのは勝手だが、売上は前年同期から10%伸びており、利益も堅調で、彼らにとってはとりわけひどい四半期だったとは言えない」とレモニデスは指摘した。

彼はまた、ネットフリックスが今後の導入を計画する、広告と組み合わせた低価格のサブスクリプションについても、楽観的な見方を示し、「段階的な価格設定は、自動車メーカーから航空会社まで、成功している企業がそろって導入している施策だ」と述べた。

編集=上田裕資

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