キャリアを大きく飛躍させる、要を得た自己アピールの3ステップ

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個人的な例を挙げよう。ある友人が先日、私のニュースレターの購読を取りやめた。それは、私のことが気に食わないとか、私が提供する知見に価値を見出せなくなったということではない。自身のビジネスに集中するため、どうしても必要なもの以外は排除することに決めたからだ。この友人の説明によれば、そのために、スマートフォンからソーシャルメディアも削除したという。

この友人の例にならい、自分が消費するコンテンツや、時間を過ごす相手、参加する活動について、先入観を捨てて見直してみよう。自分を取り巻く環境を検証し終わったら、恐れることなく、ソーシャルメディアのフィードを遮断し、親しく付き合う人を絞り、習慣を改めることだ。

3. 自分の得意分野にフォーカスし、深く掘り下げる


あなたの肩書きは、こんな風になっていないだろうか?「ファイナンス・ニンジャ/エンジニア/起業家/猿のトレーナー/ビットコイン投資家/(任意の職種)」

あまりに多くの分野に手を出すと、プロフィルが無意味に煩雑で、わかりにくいものになってしまう。これでは、目標としている「簡潔な自己アピール」とは真逆の状態だ。

さまざまなものに興味を持つのは、断じて悪いことではない。だが、何にでも手を出していると、焦点が絞れず、器用貧乏に陥りがちだ。人は、すべての分野の専門家にはなれないからだ。

何でもかんでも手を出すのではなく、自分の一番の得意分野に専念することで、自分の才能を最高レベルまで引き出し、最大限に活用することができる。時代の一歩先を行く考えを持つリーダーの例にならって、一つの道を選び、専門知識を持つ少数の分野に注力しよう。さらに、自分が才能を発揮できる(あるいは目指す)分野について、専門的知見を常時アウトプットすると良いだろう。

このような意識を持てば、脱線することなく得意分野を掘り下げることができる。そうなれば、こうした知見に触れた人たちが、あなたの価値や、自分たちの仕事に役立つ部分を認め、専門分野で頼りになる人物と評価してくれるはずだ。

翻訳=長谷睦/ガリレオ

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