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2022.03.06 10:00

両替に手数料、レア硬貨なら10円玉=2万円? キャッシュレス時代新常識

Getty Images

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キャッシュレス決済の普及や消費税率の引き上げによって発行枚数が減り続ける硬貨。銀行での両替有料化から、神社でも「小銭拒否」が囁かれる中、発行枚数の少ないプレミア硬貨が愛好家の間で高額で取引されるとして注目されている。
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大量の硬貨を持て余す宗教法人


電子マネーの利用が拡大し、コンビニや飲食店などあらゆるシーンで電子決済ができるようになった結果、硬貨の使用頻度は劇的に減少している。

また、消費税率が8%から10%に引き上げられたことで、5円硬貨や1円硬貨の使用頻度は激減。大手金融機関やゆうちょ銀行などでは、大量の硬貨の預け入れや払い戻しに対する手数料が引き上げられることとなった。

例えば、ゆうちょ銀行ATMでは、硬貨を伴う預け入れで、硬貨枚数が1〜25枚の場合は110円、26〜50枚の場合は220円、51~100枚の場合は330円の手数料が発生する。
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1回あたりの取り扱い上限は100枚となり、100枚ごとに330円の手数料を払って預け入れることとなる。仮に1万円分の100円玉をゆうちょ銀行のATMで預け入れする場合、330円分の手数料を支払うこととなる。

一方、ゆうちょ銀行窓口での預け入れも同様に、硬貨の枚数に応じて手数料が発生する。1~50枚までは無料だが、51~100枚で550円、101~500枚で825円、501~1000枚で1100円となり、以降は500枚ごとに550円が加算される。


※https://www.jp-bank.japanpost.jp/news/2021/news_id001686.html より一部抜粋

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ゆうちょ銀行.よくあるご質問.(2022年2月2日参照)

これに最も影響を受けたのは宗教法人で、とりわけ初詣などでにぎわう神社では、小銭賽銭を拒否、あるいは「もう1枚額面の違う硬貨や紙幣を入れてほしい」という異例のお願いをするなど、各宗教法人ごとにさまざまな対策が採られている。中には、キャッシュレス決済を導入する神社なども登場しており、いよいよ硬貨の出番はなくなりつつあるといえる。
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文=アステル 編集=石井節子

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