「メモリア」は、エイベックス・ビジネス・ディベロップメントと業務提携し、同社所属の人気ASMRボイスアーティスト蒔田つぐみの、動くASMRコンテンツを第一弾としてリリース。普段はYouTubeで静止画と音声のみでしか体感出来ない蒔田つぐみが、今回のNFTコレクションでは、音声に合わせてイラストが動く特別限定バージョンとなってお目見えする。「メモリア」だけの録りおろし最新音声も、ファン垂涎となる事は必至だ。
エイベックスとの業務提携について、「リクポ時代からお付き合いがあった事もあるのですが、エイベックスさんの持つ、圧倒的な知名度や、我が社とスピード感を持ってコラボレーション出来る多様性を鑑みて、パートナーとしてお願いしました」と倉谷。今後、第2弾や第3弾のNFTコンテンツのリリースも続々と控えているという。
既存マーケットプレイスの長所を融合し、NFT売買をアップデート
「メモリア」の大きな特徴として、「ブランディング型NFTマーケットプレイス」という点があげられる。現在、NFTのマーケットプレイスの型は、大きく分けると2種類あり、「プラットフォーム型」「特定コンテンツ型」に分類できる。
「プラットフォーム型」は、オープンにコンテンツが混在する「OpenSea」のようなサービス形態。店舗で例えるなら、なんでも売っている雑貨店のようなNFTの販売方法だ。さまざまなコンテンツがあることで、ユーザーの流入や回遊がアクティブに行われるメリットがある反面、どのコンテンツも横並びとなってしまい、コンテンツ独自の世界観を表現することが難しい一面もある。
対する「特定コンテンツ型」は、ハイブランドショップのような販売方法だ。「NBA Top Shot」のように、特定のコンテンツをその世界観を持ったサイト上でNFTを販売することができるメリットがあるが、そのコンテンツに興味がないユーザーが新たに流入することは少ない。そこで、今回ローンチした「メモリア」は、前述の2つと異なる、新たなるマーケットプレイスの型を定義した。それが「ブランディング型」である。
「ブランディング型のマーケットプレイスでは、プラットフォーム型の持つユーザー回遊性と、特定コンテンツ型の確立した世界観の、2つの良さを両立したマーケットプレイスとなります」と、倉谷は語る。