仕事の損失をプラスへと転換できる、5つの「リフレーミング」

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3.うまくいっていない領域が明らかになる

仕事で損失を被った原因を辿っていくと、ほぼ間違いなく、何らかの不調和にたどり着く。交渉が成立しなかったり、従業員が辞めてしまったりしたのなら、何かがうまくかみ合っていなかったという警告だ。それを受け入れるのは、時として難しいかもしれないが、その情報はギフトになりうる。

その損失は、検証や改善、修正すべきでありながらおろそかにしてきた領域や、意思疎通がうまくとれていなかった領域を浮き彫りにするかもしれない。それに正しく対応することで、今後も同様の事態が発生することを防止できるかもしれない。

4.成長が促される

変化がなければ、成長は不可能だ。損失はたしかにつらいが、それを機に、マンネリや、気のゆるみから抜け出せる可能性がある。居心地のいい状態やルーティンに、ついしがみついてしまうことは誰にでもある。しかし、現状を維持していては、成長など望めない。

仕事をしていれば、損失に向き合わざるを得ない試練に直面することは必ずある。それをきっかけに、居心地のいいコンフォートゾーンから抜け出し、自らの能力を拡張しよう。

5.変化は不可避であることを思い出す

いくらがんばったところで、変化を思いどおりにコントロールすることはできない。変化は避けられないものだ。しかし、その変化に自分がどう反応するかについてはコントロールできる。

破滅のスパイラルへと陥るのに任せるのではなく、損失は新しい可能性を見出すためのチャンスだととらえればいい。異なる視点に立って新しい現実を受け入れ、とらえ直せば、以前よりも準備のできた姿勢で対処できるばかりか、その状況をうまく生かせるはずだ。

忘れないでほしい。代わりに得たものがあるのなら、それはもはや損失ではないのだ。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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