米ハーバード・ビジネス・スクールなどの研究チームは、「すべきことはたくさんあるのに、そのための時間がない」状態を「タイム・ストレス」と定義。こうしたストレスを受けているのは女性に偏っていると指摘している。
研究では、プロジェクトの期限に柔軟性がある場合でも、仕事を終わらせるのに必要な時間の延長を申し出るのをちゅうちょする傾向は、男性より女性の方が強いことが分かった。
締め切りに追われる状況は、女性の心の健康に影響すると同時に、仕事のパフォーマンスを落とす恐れもある。この問題を解決するにはどうすればよいだろう?
個人レベルでは、プロジェクトの期限が柔軟であり、自分にはもっと時間が必要だと思ったなら、そう申し出ること。あなたが上司の立場なら、部下の状況を定期的に確認して、締め切りが延長できるものであれば、そうしてほしいか尋ねるようにしよう。
企業レベルでは、組織全体の方針として、期日延長の申請について正式な方針を定めれば、従業員が仕事に必要な時間を要請しやすくできる。