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2021.11.02 12:30

起業初期に苦戦した採用 1人目のエンジニアに出会うまで|食べチョク 秋元里奈 #2


──ちなみに最初のエンジニアはどうやって見つけられたのでしょうか?

これは奇跡的な縁でして(笑)。創業初期の頃は本当に採用に苦戦して、10ヶ月間は私1人でした。もちろん前職の知人などに声はかけていましたが、「難しそう」とフルコミットはしてくれなかったんです。なので、とにかく無料で登録できる求人サイトに片っ端から登録していました。

そこで応募してくれたのが一人目のエンジニアで、今はリードエンジニアとして活躍してくれている西尾です。彼は技術力が高いのはもちろんのこと、マインド面も素晴らしく、いつも会社の成長のために役割を臨機応変に変えて動いてくれています。

一人目で彼を採用できたのは奇跡に近いです。その後の事業成長や組織づくりに加え、エンジニア採用でも効果的だったのは彼を最初に採用できたことだと思っています。

──奇跡とはいえ、秋元さんの行動力から生まれた縁のようにも思います。

振り返ってみると、「とにかく網を張りまくった」のは良かったことだと思っています。創業初期は会社としての魅力がありませんから、行動量がとにかく重要です。

あとは最初の採用で「絶対に妥協しない」こと。一人目が本当に大事なので、いかにここで良い人を採るかに関しては決して妥協しませんでした。技術力の見極めに関しても、エンジニアの友達に業務委託で入ってもらって技術チェックをお願いしていました。

とにかく行動し、粘り強く、技術力とマインドを併せ持っている人を探し続けたのが良かったのかなと思います。

※インタビュー記事は2021年7月22日現在の内容です


秋元里奈(あきもとりな)◎1991年生まれ 神奈川県相模原市の農家に生まれる。慶應義塾大学理工学部卒業。DeNAにてwebサービスのディレクター、営業チームリーダー、新規事業の立ち上げ、スマホアプリのマーケティング責任者を経験。2016年11月にビビッドガーデンを創業し、一次産業の生産者が、個人に直接商品を販売できる産直通販サイト「食べチョク」を立ち上げ。著書に「365日 #Tシャツ起業家 「食べチョク」で食を豊かにする農家の娘」(KADOKAWA)。

文=伊藤紀行 提供元=DIMENSION NOTE by DIMENSION, Inc. 編集=露原直人

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