クリスティアン・ペンダービス最高マーケティング・デザイン責任者がブルームバーグに語った。
ヴィクトリアズ・シークレットが旧態依然のビジネスのやり方で苦戦を続けるのを尻目に、サヴェージxフェンティは131億ドル(約1兆4900億円)規模の米女性用下着市場のビジネスとカルチャーで確かな地位を築いている。
筆者の経営するカルチャーバンクスの報道によると、サヴェージxフェンティはヴィクトリアズ・シークレットとのシェアを縮めており、昨年の売上高は200%増を記録。ランジェリー市場では多様性が求められるなか大きな変化が起きており、サヴェージxフェンティは業界のフロントランナーになる見通しだ。
世界のランジェリー市場は2025年には3250億ドル(約36兆9000億円)に達すると見込まれている。
一方、ヴィクトリアズ・シークレットは2021年第2四半期の既存店売上高が2019年同期に比べ3%減少した。同社は2019年以降、直営店を240店減らしており、実店舗は2021年第2四半期時点で北米とカナダに計871店舗ある。
2016年に約80%あったヴィクトリアズ・シークレットのシェアが2019年には65%に下がるなか、サヴェージxフェンティは著名な女性を広告に起用するなどして追い上げをはかってきた。
2018年の設立以来、サヴェージxフェンティはeコマース・プラットフォームに注力しており、一部の地域ではポップアップ店を開いている。リアーナは「包摂性(inclusivity)」をブランドの中心に据えており、ぽっちゃりしたプラスサイズのモデルやさまざまな肌の色合いのモデルも多く起用している。
実店舗の開設場所はまだ公表されていない。