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I've won several journalism awards, and my writing on travel has appeared in The Los Angeles Times,

Lukas Kabon/Anadolu Agency via Getty Images

あなたはペットと一緒に、新型コロナウイルスの流行による1年半の隔離生活を生き延びた。だが、あなたのペットは次に搭乗するフライトを生還できるだろうか?

犬や猫、馬用のカンナビジオール(CBD)オイルなどを販売するオネスト・ポーズ(Honest Paws)は、米運輸省のデータに基づき、「ペットにとって最悪な航空会社」5社を発表した。同省は米国の全航空会社に対し、空輸で発生した動物の死や紛失、けがについての月次報告を義務付けている。

オネスト・ポーズによると、2010~20年にフライトの最中や直後に死んだ動物の数は250匹余り。けがは170匹、紛失は20匹だった。多くの動物が死んでいるように思えるかもしれないが、同期間のフライト中に死亡した人は4400人以上に上る。

オネスト・ポーズは、ペットの死やけが、紛失の件数を基に、こうした事故が最も多い航空会社5社を発表。ワースト1位はユナイテッド航空で、138匹のペットが事故に遭っていた。2位はデルタ航空の119匹。3位はアラスカ航空の83匹、4位はアメリカン航空の55匹、5位はハワイアン航空の21匹だった。

動物が死ぬ事故が最も多かった航空会社はデルタ航空で、全事例の30%以上が同航空で起きたものだった。けがが最も多かったのはユナイテッド航空で、全体の32%以上を占めていた。

動物のけがや死は残念なことだが、統計的に見れば頻度は低い。運輸省によると、2019年に航空会社が報告した動物関連の事故は、死亡が11件、けがが8件、紛失はゼロだった。事故件数の合計は19件で、18年の17件から若干増加した。19年に航空会社が輸送した動物は40万4556匹で、1万匹当たりの事故数は0.47件となる。18年には42万4621匹の動物が空輸され、事故発生率は1万匹中0.4件だった。

2020年は新型コロナウイルス流行により人と動物の航空便利用が激減したため、19年の統計は意味あるデータとしては最新のものと言えるだろう。例えば、ユナイテッド航空は「ペットセーフ(PetSafe)」プログラムを通して年間約12万匹の動物を輸送していたが、2020年に同プログラムを休止し、現在も再開していない。航空便の運航停止が相次ぐ中、同社は貴重な貨物スペースをファイザー製ワクチンなどの優先貨物に割り当てる必要があった。

ペットセーフの休止は、利用者を悩ませている。ロサンゼルスに本社を置くオンライン学習サービス提供企業アレロ(Alelo)のルイス・ジョンソン最高経営者(CEO)は、妻のキムさんと共にハワイでゴールデンレトリーバーのブリーダー事業を運営しているが、コロナ流行によりハワイから本土に犬を輸送できなくなった。ジョンソンは「ユナイテッドのペット輸送サービスは安全だと感じており、ペットセーフの再開を待ち望んでいる」と語った。

編集=遠藤宗生

ユナイテッド航空デルタ航空アラスカ航空ハワイアン航空

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